マガジンのカバー画像

労務の現在・過去・未来

29
いまだ人類が経験したことのない人口減少時代の労働はどう変わるか?働き方改革を推奨し、様々な施策を試みたが一進一退。しかしコロナで実態が一気に進んだ。これにより労働の概念も大きな変…
運営しているクリエイター

#新時代を生きる

副業を少し斜めに考えてみる

副業を少し斜めに考えてみる

副業推進の動きは以前からあったが、コロナによりより鮮明に目に見える形となってきた。今後もこの動きは加速するだろう。

ところで、副業とは何をさすのだろうか?単純に2か所以上で働くことと考えている人が多い。厚生労働省も労働時間管理の問題や労災上の取り扱いについては指針を出しているが、今、社会が求めている副業の本質はどうも違う気がしている。

人口減少、AI、コロナ後の産業構造の変化を考えると、従来の

もっとみる
コロナ わが町を考える

コロナ わが町を考える

コロナ禍の中、時流が一気に進んでいる。

働き方改革の一環としてなかなか進まなかったデジタル化が必要に迫られやらざるを得なくなった。
その中で、テレワークという働き方も注目された。テレワークというと社員を在宅で勤務させるということと思っている人が大半だろう。しかし、テレワークは必ずしも在宅勤務に限らない。自宅である必要はなく、ネット環境さえあれば自宅以外のどこからでも仕事をすることを可能にしている

もっとみる
社員を個人事業主への懸念

社員を個人事業主への懸念

電通は一部の正社員を業務委託契約に切り替え、「個人事業主」として働いてもらう制度を始める。2020/11/12付日本経済新聞 朝刊

思わずギョッとしてしまった。電通の中でどのような枠組みでやるか知らないが、有名な企業が行うことで、仕組みが良く分かっていない会社が「わが社も」と追随してしまうようなことにならなければいいと感じている。

社員を個人事業主としてということは理論的には可能である。会社の

もっとみる
コロナ解雇、その先に挑めるか?

コロナ解雇、その先に挑めるか?

いよいよコロナの影響もより深刻になり、解雇等の問題も膨れ上がってくる。感覚的にリーマンショック時よりひどいと感じている。

今回は、単に仕事が無くなったではなく、仕事の在り方そのものに変化が起こっている。つまり社会構造も変わってきているということ。

会社はあっても仕事のやり方ができなくて解雇され、次の職場がないのは、仕事がないからではなく、やれる仕事がないというシビアさが付きまとう。

リーマン

もっとみる
これから起こる恐ろしいふるい分け

これから起こる恐ろしいふるい分け

コロナの影響によりテレワークは、もはや「そんなの!」という人もいないくらい認知された働き方。デスクワークが主流の職場では自粛要請期間には多くの人がテレワークを経験していると思う。

テレワーク期間中、オフィスにいた時と同様に仕事ができた人もいればまったくやることのなかった人もいる。

ここで経営者は気が付く。「あれ、結構少人数で回るじゃん!」

さてさて、社員の雇用の在り方を人事戦略として根底から

もっとみる
生活の中で時代の変化を感じたこと

生活の中で時代の変化を感じたこと

バルミューダの電子レンジ購入。なんと、温め完了の音が「チン」ではなくギターの音楽。電子レンジで温めることを「レンジでチン」と言っていたが、レンジでチンいう時代も終わりかと思わせる新鮮さ。

関連してふと思ったこと。「Hey Siri」、赤ちゃんにとって初めて発する言葉が「パパママ」ではなく、「Hey Siri」ってなるかも???

だって、パピプペポの発音より「Hey Siri」のほうが発音しやす

もっとみる