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【10ヶ月】 産後史上1番前向きな気持ち

私は娘を産んでからずっと娘が産まれる前の生活に戻りたかったし、ずっと何かにイライラしていたし、ずっと悲しくてつらかったんだけど、
ここにきて今産後史上1番前向きな気持ちになっている。

自分でもこの変化に驚いているので、記念に言語化してみたい。

自分で分析するに、私の場合、ポイントはなんと「可愛いベビー服」と「やりがい(娘の反応)」だった。

まずは「可愛いベビー服」。
「女の子は服も可愛いから楽しいでしょ?」という言葉さえも「可愛い服も着せられないダメ親…」とプレッシャーに感じていた私が、「無駄にベビー服買いまくるおに」になった話と、
「子が可愛いから可愛い服を着せる」んじゃなかったんだ、という話。

保育園に向けてセパレートの服を7セットくらい用意しないといけなくて、セパレートの服なんてほとんど持っていないので、ユニクロやGUに買いに行った。
「白は汚れるからオススメしない」というので、
地味色の、安い、どうでもいいデザインの、とりあえず動きやすさだけは抜群そうな、どうでもいい売れ残りの服ばかり買った。
どうでもいい服を娘に着せたら、どうでもいい子になったみたいで、さすがにちょっと可哀想になってきた。
男の子っぽい服ばかりだし。
なのでもう少し女の子っぽい服を買うことにした。

まずは色味を女の子っぽくした。
ボーダーでもピンクなら女の子っぽいかな?
シンプルでも袖や裾がフリルだと可愛いな?
女の子っぽい服を探していると、だんだん楽しくなってきた。
私の好きな、ポイントのフリルや小花柄、動物モチーフ、ナチュラルな色合い、
自分の「好き」を思い出してきた。

3枚セットのTシャツが安いし可愛くて使えそう!と思って、
H&Mを見に行った。
前にH&Mに行った時は秋冬ものだったからか、全体的に高いし、
ニットとかコートとか汚した時めんどくさいし、ていうかきっと汚すし、
着せ方(おすわりできないのにかぶりの服とか!)や他の服との合わせ方、赤ちゃん服のルール(肌着とか)も名称も分からないし、
「無理!」「ユニクロが間違いない!」で、何も買わずに帰ってきた。

今回はすごく可愛いワンピースを見つけて、それが安かった!
Tシャツ素材なので洗えるし、シンプルな無地レギンスと合わせればいいから、コーデも考えなくていい。

このワンピースを翌日娘に着せてみたら…私的にめちゃヒットだった!
なんか…良い!
地味色の服を着て「どうでもいい子」になりかけていた娘は、
「可愛いワンピースの似合う、可愛い女の子」になった。
とりあえず全身が映る良い感じの写真が撮りたい!
でも難しい!
モデル(娘)全然じっとしてない!

するとどうでしょう!
写真を撮るのも動画を撮るのも楽しくなってくるんですね…!

みんな「子が可愛いから可愛い服を着せる」んだと思っていた。
親の子への愛情は、タイツを履かせるめんどくささも乗り越えるんだと思っていた。
そうじゃない。
「可愛い服を着せるから可愛くなる」んだ…!!

「え、普通に違いますけど??」という方
「どんな服を着ていても我が子は可愛い!!」という方
「見た目の問題じゃない!!」という方

いいと思う。
そう思える親も、そう思ってもらえる子も幸せだと思う。

でも理由なんてなんだって良いんだよ。
どう考えたって、少しでも子のことを可愛いと思えた方が、親も子も幸せなんだから。

もう1つのポイントは「やりがい」
私は産後2ヶ月くらいからずっと毎日虚しさを感じていたんだけど、
「やりがいのなさ」からくるものだったように思う。

娘はありがたいことによく寝てよく食べる超健康体の育てやすい子なので、
将来の心配やプレッシャーとかは感じていたものの、
正直、今現在「育児が大変で大変で…」「キャパオーバーで倒れそう」という感じではなかった。
ただ、暇で退屈だった。
ずっと1日1日が長くて、虚しかった。

ミルクも、おむつ替えも、危険がないように見守るのも、
「自分がやっても自分以外の人がやっても結果が同じ『作業』」のように思えた。
「私がこの『作業』をやることに何か意味が?(=私じゃない誰かがやったらいいのに)」と思っていた。
手応えがなかった。

それから、「何もしなくて良いけど拘束される」状態がきつかった。
学生時代、卒業式の時に3時間じっとしてるのとかクソほど嫌いだったし、
対バンありライブで出演順知らされなくて目当てのバンドが5バンド目だった時とか絶望だった。
「時間を早く感じるために、逆に全然興味ない対バンのライブ真剣に見る」みたいな。
そんな感じで、逆に娘の遊びに真剣に付き合ってみたりしていました。そんな親。

それが、最近娘から反応が返ってくるようになってきた。
娘は朝、私と目が合うと、「あー」と言ってにこっと笑う。

(↑今書きながら思ったけど、私の存在を肯定してくれているんじゃ?泣ける…)

手をパチパチすると、パチパチし返してくれる。
私がバンザイすると、バンザイする。

そんな感じで最近少しずつ、少しずつ、意思疎通、とまではいかないけども、
私のしたことに反応を見せてくれるようになってきて、そうすると「私がやる意味」「私が関わる意味」が少しずつ見えてきた。
「やる意味」「やりがい」が見つかると、面白いなあと思えてくる、だったらやりましょう、と思えてくるんですなあ。
(めんどくさいね)(プライド高い系)(ええやん)

そんな「可愛いベビー服」と「娘の反応」で、私の闇期はやっとやっと抜けることができた気がする。
「娘は可愛いけど、育児は大変だ」「娘は可愛いけど、何して遊んだら良いかわからない」ていうあるあるの地点にようやく立てたよ…

10ヶ月は長すぎたね。

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