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モーニングページに効果はあるのか

「朝起きたら思いつくままにつらつらと、3ページ書く」、モーニングページ、モーニングジャーナルなどと呼ばれているノート。
1冊終わらせて感じたことなどを共有します。


そもそもの始まり

2016 年ごろ拝見していた筆子さんのブログで時々取り上げられており、やってみたいけど朝そんな時間ないな…と記憶から消えていましたが、帰国後に久々にブログを拝読し「モーニングページ、今ならできるかも」と思った矢先、片付け中に出るわ出るわ使いかけのノート。

こちらの記事では筆記用具しか写っていませんが、わたしは紙ものをついつい買ってしまう癖があります。昔はメモ帳や便箋でしたが、めっきり使わなくなり「でもノートなら使えるし」とノートはまだ買いがち。そして、少し使っては書かなくなりどこかへ仕舞い込み、またそのうち新しいものを買う、の繰り返し…
使いかけノート、捨てる?使う?と自らに問い、「モーニングページに使おう。それもうまくいかなかったら、白紙が多くても捨てよう。」と決断。



わたしの取り組み方

まず、本当は大きいノートがいいそうですが、わたしは使いかけノートを消化することも目的のひとつなので、ノートサイズは気にせず白紙ページに書き込んでいます。
朝起きたら布団の中で鉛筆を握りひたすら書きます。一度書いたら読み返しません。薄暗い中で書いているので、読みにくいというのもありますし、とにかく書き出すことだけにフォーカスしているため、悪筆すぎて読み返すのも難しい。読み返すことは考えず、起き抜けの頭でとにかく感じていること、思うことをノートに出し切ることに注力します。
1冊目のノートは小さめだったこともあり、時間は毎朝15分程度でした。

実際こんな暗さで書いています



何を書くの?

始める前はこれが最も難しい、と感じていました。
使いかけノートに旅日記が何冊もあるのですが、このように内容設定をしていると「書く内容」については悩まないですよね。「何でも書いていい」は意外と難しい。モーニングページは人に見せるものではないので検索してもなかなかヒットせず「どうせみんな高尚なこと書いてるんでしょ?わたしには無理」と思ってしまう方もいるかもしれませんね。正直に言いますと、最初の数日わたしは「うるさい。嫌だ。静かにして。」とか文句みたいなことをひたすら書き連ねていました…意外ですか?でも、こんな人もいます!こんなことからでいいのです!



苛立ちだってきっかけになる

しかし、後で気づいたのですが、このイライラをぶつけたことがきっかけで、いかに自分がうるささにストレスを感じているかに気付けました。
そしてその対策を探し、Loop Quietに出会いました。

こちら、Twitterのお友達も愛用しており使用感などを教えてくださり、今は睡眠中と日中家で作業をする時などに使用しています。完全に音が消えることはありませんが、耳栓ひとつでストレスがグンと減りました。

このところ実家の片付けの記事を更新していましたが、そもそもものがとめどなく溢れかえっている実家を片付けようと思えたのも、モーニングノートがきっかけ。ものが多いという「視覚のうるささ」にこれまた苛立ち、疲れ、そして集中力が削がれるなどを感じていたのですね。


捨てます!

ということで、1冊目(左)の余白ページは全て書き切りました。捨てます!
次は右を使い切り、また終わったら捨てようと思っています。

元々は旅日記や気づきを書くためのノートだったので、昔の旅の記録が残っており、せめてここだけ切り取って置いておこうかな?とも思ったのですが、少なくともこの5年、一度も読み返したことがないので多分読み返しません。また旅日記といえ、10年以上前(20代半ば)になると何だか気恥ずかしいことを書いていたりもしますし、日記と同じと考えて生前整理対象でいいかな…と考え改め、潔く捨てることにしました。

2013年のデンマーク、アイスランド、フィンランド旅の日記

その時の記録も大切ですが、旅から学んだ本当に大切なものはわたしの血肉となっているだろうと考えると、手放す決意ができました。
次のゴミの日までに、旅日記部分を読み返せるタイミングがあれば読み返します。(モーニングページは読み返しません)


実際、効果は?

たまたまわたしは早々に気づきがいくつかありましたが、何ヶ月もかかって見つかる方や、1年経っても見つからない方もいるかもしれません。
だけれど、心の中から出せなかった思いや考えをノートにぶつけるだけで、ずっと楽に、すっきりするのではないでしょうか。仕事を辞めたいと思っていること、お金がなくて困っているということ、人間関係の悩み、などなど…実際何か行動を起こすわけでなくても、書き出すだけで「ああわたしはこういうことに不安を感じていたのだな」なんてことがぼんやり見えてくるかもしれません。眠りから覚めた直後で、思いもよらぬ潜在意識が滑り出してくるかも?

わたしのように使いかけノートや、使っていない死蔵ノートがあるお宅というのは少なくないと思います。ある方はぜひそれらを使って。ない方は百均のノートでいいので、ぜひ、まず1週間つけてみてください。





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