見出し画像

ものに頼らない自分ご褒美

毎年誕生日ごろに自分へのプレゼントとして何か買うことが恒例でしたが、今年は何も買いませんでした。

自分へのご褒美的な意味もあったこの習慣。年に一度であればそれをやめる必要もないかもしれません。ただ、わたしは”ご褒美貧乏”タイプで、これまで「年に一度のご褒美」ではなかったのです。
年々、それらのご褒美が必ずしも「もの」である必要はないし、欲しかったものならともかく、「誕生日」という目的のためにものを増やす必要はないと感じるようになりました。特に今カナダに住み、移動を考えるとあまりものは増やしたくないという理由もあります。

とはいえ、カナダ暮らし3ヶ月の買い物記録はこちら。


以前から、2日休みが取れる場合は一泊旅行に出掛けていました。1日だけの場合は映画館へ。これは十分自分へのプレゼントなのですが、旅行の場合旅先で何か買うことが多かった。映画の場合ものは増えませんが、代わりに別でアクセサリーや服を買ったり。
しかし、そうやって購入したものたちは、目的のためだけで、切望して手に入れたわけではないものも。実際、すでに手放したものもあります。



さて、今年は自分誕生日プレゼントを買わなかったと書きましたが、以前の記事でも書いたCavendishの一泊二日旅がいつものようにプレゼントになりました。


美しい自然をスケッチする楽しく豊かなひととき
朝焼けの海で出会った野生のキツネ
Green Gables前から臨む晩夏の朝焼け
湖の上にたつ美しい朝靄



夜は街に戻り、仲良しの友達と生牡蠣とアイランドビーフステーキ、ワインもいただきました。安めのアクセサリーを買うより断然お金を使っていますが、ものは何も買っていないのに満足感がとても高かったです。

ケーキはフレッシュベリーを使って自分で作りました


自分へのご褒美としてもですが、この美しい島で過ごす贅沢な二日間は、ものには変えられない素晴らしい時間になりました。ご褒美や思い出は、ものに固執せずとも、豊かな経験としてわたしの中に蓄積していくと、改めて実感。



そのほか、お金は使ったけれどものは増えていない、今までの自分誕生日プレゼント例はこちら。

・お気に入りの時計のバンド交換
・少し高いお花屋さんの切り花
・普段行く好きなお店の少し高いメニュー

わたしは完全なミニマリストではありませんが、所有物を少しずつ減らし、より身軽に生きたい(物理的な意味でも、金銭的な意味でも)という思いが年々強まっています。かといって物欲がないわけではないので、なかなかコントロールが難しいところ。ひとまず衝動買いしないよう注意しています。



今回は自分へのプレゼントやご褒美について書きましたが、誰かにプレゼントをすることや、誰かからプレゼントを貰うことは必ずありますよね。リクエストが聞けたり、できたらいいですが、そうでない場合の方が多いはず。プレゼント自体は「あなたを思っています」というcareの表れなので、貰う側なら素直にいただきましょう。その後、必要ないものなら寄付したり譲るといいと思います。使われずに仕舞い込まれたり、捨てられるより、必要な誰かに渡ってくれる方が嬉しいですよね。
贈る側なら経験をプレゼントするのも素敵。温泉旅行、マッサージのバウチャー、ヨガのチケット…色々ありますね。お金はあまり使わずとも、その人を思って何かを作りプレゼントすることも喜ばれるはず。

ものに頼りすぎず、ご褒美、プレゼント、そして思い出を楽しめるようになりたいです。





この記事が参加している募集

買ってよかったもの

本や映画、美術館などの文化教育、またはサスティナブルな物作りをしているところで使わせていただきます。