ニュートラルな「古着」という選択肢
お洋服、どこで買っていますか?最近だと買わずに借りている人もいますよね。
わたしはここ数ヶ月、セカンドハンドショップで古着を買っています。
古着というと、「個性的でおしゃれな人が着るもの」「若者向け」「お金のない人が着る服」「古くて汚い」などなど、色んなイメージがあると思います。
ですが、多国籍、LGBTフレンドリー、老若男女、高所得者と低所得者…あらゆる層が混ざり合うNZの首都ウェリントンのセカンドハンドショップで出会うのは、本当にあらゆる人。店はボランティアで運営されており利益は寄付、商品も市民からの寄付ということがほとんど。(一部ハイブランドなどを扱う店は別)
寄付先はお店によって異なります(地域コミュニティ、ホームレス支援、LGBT支援、動物愛護団体など様々)が、利益を求めていないので、お値段も格安です。
NZではサマードレスと呼ばれる「夏ワンピ」を老いも若きもさらりと一枚で着ているのですが、これがとてもシンプルで潔く、わたしもお気に入りのドレスを見つけたい!とずいぶん探していました。このクラシカルな形のドレスをたまたまセカンドハンドで発見し、まるで宝探しのような楽しさにすっかり虜に。
ここ数ヶ月で買ったのはこちら。(約NZ$1=¥70現在)
春先に着る上着がなくこのジャケットを買いましたが、どこか自分の服と合わせにくく、イメコン的にも自分に似合わないなと思い、ジャケットがいらない季節になったら寄付しに行こうと思っています。こういうことが気軽に出来るのも、セカンドハンドショップで買ったものならではかもしれません。
イメコンとは、イメージコンサルタントさんによる「自分を一番よく見せられる色・素材・形・雰囲気など」の診断。パーソナルカラーや骨格診断が有名です。
服の買い方として「古着」という選択肢が増えたのには、もう少し理由があります。ゴミとして回収された服が途上国でもゴミになってしまう、もしくは縫製技術などの妨げになってしまっていること。そして服を生産するには、大量の資源が使われており、それをたった数回しか着ずに捨ててしまうのは、貴重な資源を無駄にしてしまっているということ。
古着だけを買って暮らすのは難しいですが、環境という目線でも、この選択肢はあり、かっこいい!と気付いたのです。
本や映画、美術館などの文化教育、またはサスティナブルな物作りをしているところで使わせていただきます。