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【旅photo日記】花曇りの昼下がり。in 埼玉県三郷市

関東にも、桜が咲き始めました。

開花宣言の直後、雨が降ったり寒い日が来たり……まだ四分咲くらいという情報が多かったけど、それでも撮りたいと思い、出かけてきました。

春の何かと忙しい時期に花を咲かせる桜は、いつも電車の窓からボーッと眺めて、気が付けば終わってしまいます。
バタバタが落ち着いて、『さあ、お花見でもしようかな』と思う頃には散ってしまっている。
そんな儚さも魅力だけど、今年こそは一回でも多くシャッターを切りたい。


今回は旅というほどではないけれど、少しだけ足を伸ばして埼玉県三郷市へ。

昨晩、アド街ック天国で『住みやすい街』として紹介されているのをたまたま見て(内容は桜とはまったく関係ないけど)、どんな街か見てみたいと思ったのも、今回の旅の目的のひとつです。


三郷駅を出てまず見つけたの桜……ではなく、一面の菜の花畑。


こんなに可愛い絨毯が広がっているなんて情報はまったくリサーチしていなかったのですが、嬉しい誤算でした。

ここ近年、コロナの影響でお花畑は意図的に刈り取られてしまっている場所が多い中、これほど見事な景色を見られるのは本当に貴重です。

桜が咲いているらしいみさと公園行きのバスを待っている間、菜の花にたっぷり遊んでもらいました。

その後、結局色々あってバスには乗れず……
タクシーで片道3,000円かけてみさと公園へ。

まだまだ満開ではないものの、お目当ての桜に出会えました。

思ったよりは咲いていて、大体五分咲きといったところでしょうか。

あいにくの曇天であまり綺麗に色が写りませんでしたが、これもこれで良い。
『今年も春が来たんだなあ』と、毎年この可愛らしい薄ピンクを見て実感します。


今年も会えて良かった。
そんな気持ちになるのです。


どうしてかは分からないけれど、桜を見ると、なぜか胸がギュッとなるような、ちょっぴり切ない気分にもなります。
毎年見ているのに、今まで何度だって見てきたし、きっと来年も見られるのに何故だろう。


これが日本人の性というものなのかもしれませんね。


桜があっという間に散ってしまうのと同じように、今年もきっとあっという間に過ぎていく。

一瞬一瞬を見過ごさないように、しっかりシャッターを切っていきたい。

そんなふうに感じた花曇りの日曜日。

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