ブラジルの今

ブラジルとそれをとりまく関連情報。備忘録でもあります。

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最近の記事

レピトスピラ症被害者

ブラジル南部リオグランデドスル州の大洪水発生から、あと1週間ほどで 1か月がたとうとしている。 昨夜になってダムが決壊した地方自治体も未だに見受けられる中、 多くにおいては、特に先週末ごろから水が引き、完全に倒壊に至ることのなかった家屋や建物の内部に体積する泥の除去を、市民が手に手をとりあって行っている様子がSNSなどを通じて伝わってきている。 そのような中、今回の洪水発生後、ネズミの尿によって主に媒介されるレピトスピラ症による死が今日はじめて同州政府保健局によって確認された

    • 大洪水後の惨事 2024年5月18日、19日付ブラジル南部ND新聞より。

      • 被災者の声

        ブラジル南部リオグランデドスル州の大洪水をうけて、徐々に水が捌け始めている自治体も多い中、地域一帯の住民から、発表されている200人未満という総死者数に疑問を呈する声があがりはじめている。 一地域だけで、300または、2000ほどの遺体を目撃したなどという声もあがっていると以下が報じている。 州都ポルトアレグレ市では、街中に溜まった水をポンプで排水すべく措置が ある程度行われていると報じられているものの、 地方自治体によっては、それすら行われず業を煮やした住民が怒りの声をあ

        • 貧困層のみが被災したわけではない

          ブラジル南部リオグランデドスル州の大洪水の被災者は、貧困層に限ったわけではない。 若い女性写真家が自宅兼事務所の被害を紹介している。 ブラジルでは一個人がいいカメラを買えるに至るまでの工程は、日本とは異なり、そう容易なことではない。 州都ポルトアレグレ市のコカ・コーラ工場も浸水。 一般家庭からの被災者の救出。  多くのペットや家畜も洪水当初から救助対象となり、市民ボランティアなどが用意した動物用避難所などで飼い主の引き取りを待っている。 一昨日も州都ポルトアレグレ市近郊

        レピトスピラ症被害者

          続く被害報告 

           大洪水が発生したブラジル南部リオグランデドスル州の副知事が昨日発表したところによると、被災者の65%が集中している4つの自治体に関しては、緊急対策として新たな場所にそれらを仮建設するという。 対象となったのは、州都のポルトアレグレ市、更にカノアス市、サン レオポルド市とグアイバ州。  例えば、同州内クルゼイロ ド スル市では、自治体の半分の面積が洪水によって流れた。その結果、1万2000人の人口中5200人が被災した。  洪水発生から20日以上がたった昨日のもまだもまだ

          続く被害報告 

          洪水被害数値更新

           日本時間の今朝8時台の以下URL報道によるブラジル南部リオグランデドスル州の大洪水関連数値。 州内自治体総数497の内、被害を受けた自治体数は452。 州総人口1150万人に対し、 今の段階であがっている死者数は149人。 (能登半島地震死者数は2024年4月29日段階で245人) 負傷者数は806人。 1次避難所に身を寄せる避難数は7万5600人。 (日本の内閣府によると 2024年1月2日の時点で能登半島地震被災者数は4万668人。 東日本大震災におけるその最大数は47

          洪水被害数値更新

          ブラジル リオグランデドスル州洪水 子供たちは今

          子供をのせたこれらのボートが転覆し、命が失われるというケースも見受けられている。 ###

          ブラジル リオグランデドスル州洪水 子供たちは今

          東日本大震災の折には、ブラジル政府は早急に日本に見舞金を送っている。

          https://www.gov.br/mre/pt-br/canais_atendimento/imprensa/notas-a-imprensa/terremoto-no-japao-doacao-brasileira-as-vitimas-e-atendimento-aos-brasileiros  2011年3月11日におきた東日本大震災から1週間後の3月18日に、ブラジルの当時のルセフ政権は(労働党/現BRICS銀行総裁)政府の上記公式ページを通じて、日本へ50万ド

          東日本大震災の折には、ブラジル政府は早急に日本に見舞金を送っている。

          家屋被害数とラジオ局

          ブラジルの独立系メディア Revista Oesteが自治体連合(Confederação Nacional de Municípios/ CNM)の推計を 先ほど報じた。 現段階で同国南部リオグランデドスル州の大洪水ゆえ倒壊または破損した家屋数は10万戸以上にのぼる。 州内の497の総自治体中、447の自治体が何らかの被害を受けている。 現段階であがっている死者総数は143。 行方不明者数は815名、怪我人は806名。 被害者総数は200万人以上にのぼる。 同州の総人口は

          家屋被害数とラジオ局

          子供の学校はどうなるのか

          未だに被害の全体像もつかみきれず、雨も降ったり止んだりのリオグランデドスル州の大洪水。 今朝以下リンクにて報道された内容の沙訳。 「同州の学童総数の50%を意味する約40名の子供が通学ができない状況下にある。市立並びに州立の公教育施設約1800軒が洪水の被害を受けて使用不可となった。一部は避難所として使用されているためでもある。 これは、リモートでオンライン授業が行われていた同州のKOVID期間を上回る試練を意味する。というのは、多くの教員も今回の洪水では被災者でもあるから

          子供の学校はどうなるのか

          ブラジル南部洪水の被害速報

          ブラジル南部リオグランデドスル州の大洪水における 日本時間5月10日(金曜日)19時55分付けの以下の記事によると、 州全体の被害関連数は以下。 州内の全497の自治体のうち、被害が及んでいるのは431。 州総人口1150万人中、6万8500人が避難所滞在中。 更なる32万7100人が屋外で夜を明かしている。 けが人、死者、消息不明者ともあわせると現段階での被災者数は 170万人。  洪水の元凶となった州都ポルトアレグレ市の北北西部一帯から2週間近くかけて洪水が徐々に南下し

          ブラジル南部洪水の被害速報

          ブラジル南部 リオグランデドスル州の大洪水への支援が日本国内からも可能に。

           この10か月で3度目のブラジル南部リオグランデドスル州の大洪水が今回始まったのは4月29日。よって来週の月曜日で2週間になる。  週末には、被害を受けた全範囲で雨が一時止み、晴れ間も出、救援活動なども市民が力を合わせて行ってはいるものの、被害は広範に及び、医薬品なども不足する中、破傷風、ネズミの尿を介して罹患するレピトスピラ症などの発生がいつ起こってもおかしくない中、汚水に接することが原因で皮膚病にかかっている者も多い。断水が続いている地域は数知れない。  衛生状態が極めて

          ブラジル南部 リオグランデドスル州の大洪水への支援が日本国内からも可能に。

          ブラジル、リオグランデ・ド・スル州大洪水

          前代未聞のリオグランデ・ド・スル州における大洪水の被害規模は想像を絶する度合いとなっています。 州全体の総人口は1150万人。ブラジルの総人口の約5%。 同州は、農業のみならず、畜産、漁業においても、国内消費分に限らず 輸出によって世界の食卓を潤す地球規模で大変重要な食糧倉庫である一帯。 現時点で把握されているだけでも、 州都ポルトアレグレ市と隣接するカノア市の州内2大自治体の被災者だけでも、被災者総人口の20%。(180万人)。 州内自治体総数は497。 内、334のそ

          ブラジル、リオグランデ・ド・スル州大洪水

          ウエストミンスター宣言

           ブラジルで昨日から、動画共有プラットフォームであり、カナダに本社を置くRUMBLE/ランブルが閲覧できなくなった。決定は、ランブル社自体から「発した」。  事の始まりは、ブラジル最高裁が 北米に亡命を余儀なくされた同国ジャーナリスト アラン ドス サントス氏のニュース情報/評論番組、Terça Livre/テルサ リブレの番組放送をプラットフォーム上で阻止しようと同社に要請したものの、表現の自由の権利の観点から、それ自体に応えることをしないとする一方で、サービス全体をブラジ

          ウエストミンスター宣言

          大歓迎

          今日、アルゼンチンの首都ブエノス アイレスでハビエル ミレイ新大統領の就任式が行われた。それに出席すべく、妻同伴で同国入りしたブラジルの前ボウソナロ大統領が隣国でも大歓迎された。 未だにブラジルでも、行く先々で保守層には常に多いに歓迎されている様子独立系メディアや個人レベルでは日常的にブラジルでは映像が出回っている。 ブラジルの現大統領のみならず、副大統領もミレイ大統領の就任式には出席せず、外務大臣のみのそれとなった。 ボウソナロ前大統領は、ウルグアイやチリの大統領、更にウク

          地盤沈下

          ブラジル北東部アラゴアス州都マセイオ市総面積の20%が地盤沈下の被害にあい、2018年以降、6万人以上の居住者が住居を後にせざるを得ない状況に追い込まれている。 同国の鉱物資源並びにエネルギー省管轄部門である地理研究院によると、 サンパウロに本社を置く石油化学事業を営むブラスケンS.A社による長年にわたる岩塩掘削が原因とされている。 2018年3月3日にマグニチュード2,4の地震が発生し、当時ピニェイロス、ムタンジェ、ベベドウロ、ボン パルト、ファロルなどの地区における 1万