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東日本大震災の折には、ブラジル政府は早急に日本に見舞金を送っている。

https://www.gov.br/mre/pt-br/canais_atendimento/imprensa/notas-a-imprensa/terremoto-no-japao-doacao-brasileira-as-vitimas-e-atendimento-aos-brasileiros

 2011年3月11日におきた東日本大震災から1週間後の3月18日に、ブラジルの当時のルセフ政権は(労働党/現BRICS銀行総裁)政府の上記公式ページを通じて、日本へ50万ドルの見舞金の寄贈を表明している。
当日のレートがブラジル中央銀行換算によると1ドル=80,85円(!!!)だったので、4042万500円相当になる。
当時のレートだとブラジル通貨1ドル=1,67レアルだったゆえ、
送金金額は83万5.600レアル相当であるが、
今日であれば、1ドル=5、14レアルゆえ、2057万300レアル相当、
また1ドル=157円であるゆえ、7808万5000円相当となる。

https://www.bcb.gov.br/conversao  

 ブラジル政府からの見舞金は、政府発表の上記URLからすると、
一旦日本赤十字へ送金され、食糧、飲料水、医療医薬品、衣類、
避難所や仮設住宅支援として使用されると記されている。

 当時のブラジルのパトリオタ外務大臣(現駐英国ならびにアイルランド
ブラジル大使)が電話を通じて、当時の松本剛明外務大臣(現総務大臣/第2次岸田第2次改造内閣)へ、お見舞いを直接表明し、それに対し松本元大臣は、日本人ならびに日本に居住するブラジル人ならびに日系ブラジル人への思いやりに感謝の意を表明したとも記されている。

https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/meibo/daijin/takeaki_matsumoto.html

 リーマンショック後、在日日系人の数は減ったものの、それでも当時日本には20万人超えるブラジル国籍をもつ人々が在住していた。
 。

 更に、当時のブラジル政府のURL発表によると、ブラジル政府は被災地における在日ブラジル人(日系人を含む)への支援を優先しているとしている。
それもそうと、多くの日系人を含むブラジル人の日本経済への貢献、特に中部地方における自動車産業界におけるそれを忘れることはできない。
 
3月18日の時点で早急に被災地において、ブラジル領事館の移動サービスが設置され、24時間体制で対応が行われるとも記されている。
東京のブラジル領事サービスも、その週末と週末明けの3月21日の祝日も、旅券発行希望者のみを対象として午前9時から14時まで行われるとされている。
 ブラジル原子力委員会も、日本の福島原子力発電所の事故を随時モニタリング中だと政府発表は締めくくっている。

 今回、4月29日から発生したブラジル南部のリオグランデドスル州の大洪水において、在ブラジル日系人が日本国としての支援が届くのだろうかと声をあげはじめている。
当地の南伯援協会館が3m浸水したともすでに報じられている。

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