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「信頼関係築くには弱みをみせよ」だって

ちょい前に買って積んであった、「ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(社会性と感情についての学び)と脳の働き」という本を読み始めました。

これは、昨年まで職場モンテッソーリ保育園にいた暴力をふるう子どもたち(6歳の男の子、5歳の女の子)の行動を理解したいと思って買ったんでした。

例えば、突然ある女の子に歩み寄り雪かき用の1メートルくらいのシャベルで顔を何度も殴る、座ってる女の子の長い髪の毛をわしづかみして100本くらい髪の毛を抜いて床にまく、とがった石である男の子の頭を殴りかなり流血させる。

ちなみにわたしもこの女の子には突然真正面からつばを吐かれ、ものすごいイラっとしたので主任の先生に訴えたんでした。

(このとき気づいたんですが、どうやらアメリカではつばを吐くのは、「汚い」というレベルで、そんなに悪いことと認識されてないんです。なので、「日本ではつばを吐くというのは屈辱的な意味もあり、言語道断レベル。」と、くどくどつらつらと説明し、やっと理解してもらいました。これぞ異文化理解!なのか。)

さて、もちろん他にも多少暴力をふるう子たちはいるんですが、この2人については、他の子どもたちの保護者たちから日常的に苦情が寄せられていました。

ただ、学校としてはやめさせるという選択肢はないということに、結構びっくりしていました。

日本だと、どうなんでしょう。

話しを戻すと、その2人とも卒園してしまったこともあり、積んだままになってたのを思い出して、読んでみました。

「ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(社会性と感情についての学び)と脳の働き」

第1章は、先生と生徒の関係性の作り方について書かれています。

具体的に、どのようにすればよいか?というと、
1.正直に、弱みも見せる
2.あいさつをする
3.自分の話をする
4.あなたのことを気遣ってるよということを伝える

などがあげられてます。

1番にあげられてるのが、「弱みも見せる」というのがわたし的には、いい感じ。

というのは、職場の先生たちは、「こどもたちの前で、うそつくよね、よく。」という話をしていて。

例えば、ほんとは寒いのに、子どもの前で「寒い寒い」とは言えないよねー、とか、疲れてるけど疲れたって言えないよねー。

これにはまったくもって同意できず、寒がりなわたしは子どもたちの前でも寒がってて、こどもたちに、「えー全然寒くないじゃんー!」と言われたり。
(だってこの極寒地生まれの子どもたちはほんとに寒さに強い。どうしたってかなわないし、かなう必要も感じない。)

「パパが恋しい」と言ってくる子どもには、「わかる。わたしもパパが恋しい。けど、わたしのパパは3年前に死んじゃったからもう会えなくてとても寂しい。」とか。こっから会話が発展して、子どもの気分もなんかすっきりしたり。

疲れてるときに、おにごっこしようと言われても、「疲れてるから今は無理。」というと、こどもたちは、「そっかー。」
しばらくたってから、「まだ疲れてる?」と聞きに来たり、ちゃんとコミュニケーションとれる。

それでいいよね、って思ってそうしてるけど、本を読んで、ほら、やっぱりいいんじゃん!と。いい学びだ!

ちなみに、これらの項目って、先生と生徒だけでなく、大人と大人にもあてはまる。

いろいろ学べそうなので、引き続き読みまーす。


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