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489.20230412☆:トゥの回:友の契り

久しぶりのバリスでは嶺里みねさと
一族総出で我々を温かく迎えてくれました。
嶺里の始祖である瞭尾あきお氏が
根回しを済ませてくれていました。
お客さんの想い人であり
我々の知人でもある龍人が
家に招き入れてくれました。
龍人はまだ走ったり
長時間起きている事はできないけれど、
長から嶺里一寿かずという名を貰った事、
自分でご飯を食べられるようになった事、
そのご飯も少し自分で作れるようになった事、
先週から買い物にも行けるようになった事、
友人もたくさんできた事、
心底嬉しそうに多くの報告をしてくれました。
また友人を紹介してもらえると
始祖から聞いて楽しみに待っていた、とも。
失礼ながら魔物という生き物は十把一絡げに
感性が異なる難しい人達であるという
先入観が二足歩行種族の中にあって、
それは龍人・竜人の中にもあるそうで、
友人になる時は友の契りをきちんと結ぶのが
お互いの為であるという
考えが定着していると瞭尾氏が言うので、
「友の契り」を結ぶ事をお客さんに提案しました。
お客さんは一足飛びにトモダチの座を得られる事に
大感激して快諾しました。
マトm……否、えぇと、
我々と感性が似てるひとで良かったです。
お客さんは長の厚意も素直に受け取って
嶺里の学校に通って
言葉を覚える事になりました。
偉い!!
これで安心です。
持続可能で建設的な支援を考えられる
長や瞭尾氏のような大人に
トゥもなりますよ!! 

友の契りの記念撮影
後ろが瞭尾とスュクセ、
猫の泰市とサンタにはさまれてるのが
龍人とお客さん

マリエラセス暦3904年5月4日緑曜日23時28分。


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