見出し画像

ルーツ

こんにちは、アラカンのおかんです^^ コロナで経営していたゲストハウスのお客様がほぼゼロに😵日々悪戦苦闘しながらもほっこりしたものを書いていきたいと思っています😄前回のエピソードで父方の家系図のことをお話しした時に、クンタキンテと言う言葉が浮かびました。さて、このインパクトのあるクンタキンテとは。

クンタキンテのこと

クンタキンテは男性の名前で、実在した人物です。西アフリカから奴隷として、アメリカへ連れてこられたクンタキンテから、アメリカの白人社会に根づくまでの3世代にわたる苦難に満ちた、壮大なストーリーをテレビドラマ化したもので、アメリカでも空前のヒットとなりました。その後日本でもテレビ上映されました。題名の「ルーツ」という言葉も、そこから日本で定着しました。おかんも欠かさず、テレビにかじりついて見ていました。自分のルーツに興味を持った最初でした。

アメリカ南部ニューオリンズ

その強烈なルーツのドラマは、アメリカの南部にある、ニューオリンズという街に、一年滞在した経験と共に思い出しました。もう、30年ほど前のことです。ニューオリンズは、その当時も治安が悪いということは有名でした。でも、コミュニティで住む地域が分かれていました。おかんはメタリー市という中心部から、車で20分ほどの、広い敷地の中にあるアパートに住んでいました。敷地の周りは高い塀で囲まれていて、門にいる守衛さんが、車を一台、一台チェックして中に入るシステムになっていたので、直接怖い思いをしたことは、ありませんでした。

ミシシッピ川

ニューオリンズの中心には、ジャズで有名なフレンチクオーターという地区があり、さまざまなライブハウスでジャズを楽しむことができます。近くのカフェ・ドゥ・モンドという四角いドーナッツ屋さんが人気で、当時は1ドルで、その揚げたてドーナッツに粉砂糖がたっぷり、ふりかけたものがお皿に3つ入って出てきました。アツアツのドーナッツをほおばりながら、マグカップのコーヒーを飲むのが本当に好きでした。そしてミシシッピ川はすぐそこです。

プランテーション

プランテーションは18~19世紀にかけて綿花、サトウキビなどの栽培をしていた大農園で、そこで莫大な富を築いた経営者が建てた大豪邸がミシシッピ川沿いに点在しています。ニューオリンズの中心のミシシッピ川から、観光船で訪れることができます。オークの大木の並木の先にはヨーロッパ建築のお屋敷が建っています。当時のドレスに身を包んだガイドレディが案内役です。建物の中に入ると、当時の生活を垣間見ることができます。おかんは、クンタキンテのドラマが重なり、複雑な思いでした。

おわりに

改めてルーツが放映されたのはいつだったかを調べると、1977年だったようです。おかんは1989年にニューオリンズに行ったので、放映から12年後ということになります。またアフリカ系アメリカ人の人口も全体の67%ということで、クンタキテのような人の子孫が住んでいる街ということにもなります。初めて外国に住んだのがニューオリンズでしたので、深く印象に残っています。アメリカの古き良き時代の雰囲気の街で、この後、カトリーナ台風で大変な被害にあいました。今でも、そこで出会った人々のフレンドリーで暖かなハートと、そのエピソードは忘れません。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。スキやフォローもしていただけると励みになります。それではまたね。ばいばーい😃



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?