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うつ病 摂食障害って結局どういうこと?という方に読んでほしい

こんばんは。
ご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、摂食障害ってどういうこと?ということについてお話したいと思います。

拒食症については、なんとなくわかる部分もあるのではないでしょうか?
痩せたい=食べない
または、食欲がなくなる。
精神的なもので、食べられないというのは摂食障害でなくてもあることなので、完全に理解できないまでも、わからなくはないのではないでしょうか?
もちろん、ただ食欲がないのとは違い、生命を脅かすまでいってしまうのが摂食障害です。
まるで食べないでいると、ふとランニングハイのような瞬間がやってきます。
空腹が心地よく、全ての五感が呼び覚まされていくような、全能感ともいえる感覚です。

摂食障害には過食症というものもあります。
これは、やけ食い、ドカ食いのように、ただ沢山食べてしまうと勘違いされがちですが、お腹がはち切れるまで食べたあとに全て吐いてしまう。
食べたことへの罪悪感もあり、全て吐き出してしまうのが過食症です。
(食べたままのこともあります)
なぜ、吐いてしまうのか。
ダイエットのためだったり、食べたことへの罪悪感だったり、いろいろ要因はあります。
でも、(あくまでも個人的な意見ですが)口に指を入れてまで吐くのは本当に辛い作業です。
何度やっても、吐きぐせがついても、やっぱり辛い。
でも涙をボロボロ流しながら、その辛さを乗り越えた後になんとも言えないカタルシスのような、幸せな瞬間がやってくるんです。
それはほんの一瞬ですが、辛くて涙を流しながら、ふと幸せがやってくる。
私はその瞬間、一瞬を味わうために吐いているのではないかと思います。

どちらの場合も、辛い体験のあと、幸せな瞬間がやってきます。
別の言い方をすれば、その一瞬以外に幸せだと思える瞬間がない。
だから、どんなに苦しくても食べない、食べたら吐く。
摂食障害になるまでは、本人にとっては辛いことばかりでした。
でも、その後にも幸せと思える瞬間はなかった。
まわりからすると訳がわからない摂食障害にも、
そこには、命懸けで幸せな瞬間を得たいというささやかな願望があるのです。

だから、どうか摂食障害の人に無理して食べさせたり、無理やり食事を制限しないでほしい。
理解した上で、違う幸せを一緒に見つけてほしい。
あらゆる依存性は、一番やめたいのは本人の場合が多いと思います(そうでない方もいますが)。
誰か1人でも理解しようとしてくれたら、すぐにやめられなくても、やめたいと思うきっかけにはなると思います。

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