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マンボウのちょっぴりアートが身近にある暮らし

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昼休みに美術館に行ったり、会社帰りにギャラリーに立ち寄ったり、休日に博物館に行ったり、自宅で絵を描いたりなど、日々の暮らしにアートな世界を置いてみた日々の記録
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2019年6月の記事一覧

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションに行ってみました

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションに行ってみました



カフェ併設のミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションは、水天宮前駅のすぐ近くにあります

と言いつつ、シェアサイクルで行きましたが

残念ながら、展示作品は撮影禁止なので、写真は看板だけですが、メゾチントという銅版画の製作過程や浜口陽三氏の使われていた道具の展示もあり、作品へに理解が深まります。

ここを訪れたのは2度目ですが、展示の順番や展示のテーマを変えるだけで、同じ作品も印象がガラリと変わるか

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雨色ってどんな色?

雨色ってどんな色?

帰宅途中、落雷で電車が止まりましたが、バスに間に合いました

バスに乗ると、運転手の肩越しに抽象画のような世界が広がっていました

窓は滝の様な雨の跡

車は光の軌跡を描きながら去っていきます

雨って好き、普段の風景を不思議な世界にみせてくれるから

ジョン・ルーリー展見て来ました

ジョン・ルーリー展見て来ました

今日は水曜日。普段よりも遅くまで開館しているワタリウム美術館に寄ってみました。

今なら原宿駅からシェアサイクル使って近くまで行けるのです。(今週末に近所のサイクルポートが閉鎖予定)

パンフレットにもなっているのがこちらの絵なんですけど、木になっている果実をよく見ると

「お尻」だったりします。一事が万事こんな感じで、ユーモアというか「おふざけ」が仕込んであります。

しかめっ面して「美術鑑賞」

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三の丸尚蔵館を訪ねました

三の丸尚蔵館を訪ねました

梅雨の時期ですが今日は晴れ

「慶びの花々」という所蔵品展が月末までなので昼休みにゆっくり見てきました。展示品は撮影不可なので、ここではご紹介出来ず残念ですが、皇室が誇る超一級の美術品が無料で見ることが出来ます。

三の丸尚蔵館は、建て替えられるようで、現在の建物は取り壊されます。

新規の建物に掛かるからでしょう。一部を残して、茂っていた樹々も多くが切り倒されてしまいました。

実はこちらのフゲ

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無印良品 銀座で暇つぶし

無印良品 銀座で暇つぶし

所用の時間調整に銀座のMUJI(無印良品)に立ち寄りました。

いま、銀座の一等地を闊歩しているのは、訪日外国人でして、主に中国からの訪日客です。

時間調整を兼ねてベーカリーで小腹を満たしていると周りから聞こえてくるのは中国語ばかり。身なりも小綺麗で、若い中国人のカップルや家族連れが多く、周囲への気遣いや礼儀正しさが感じられます。

私は標準中国語(普通话)や香港で話される広東語(廣東話)はある

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原美術館に行ってきました

原美術館に行ってきました

水曜日は夜間も開いている原美術館に行ってみました。

https://www.haramuseum.or.jp/jp/hara/exhibition/433/

何の前知識も無しに行ってしまいましたが、朝鮮半島の北緯38度線上にある幅4kmの非武装地帯が、皮肉にも人が踏め込めない自然の宝庫になっており、そこに絶滅危惧種を含めた種の保存や野鳥や渡り鳥の観測場所を南北交流施設として設けようというプロジ

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国立近代美術館工芸館を見てきました

国立近代美術館工芸館を見てきました

今日は昼休みに、国立近代美術館の工芸館までシェアサイクルで行って来ました。今の時期は、所蔵作品展になっていまして、テーマは「デザインの(居)場所」というもの。

今回は殆ど時間が無かったので、日本政府の招聘で明治9年(1876年)から翌年に掛けて4ヶ月間ほど来日した英国人デザイナー、クリストファー・ドレッサー(Christopher Dresser)の作品を中心に見てみました。

手前の2つはト

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東洋文庫について

東洋文庫について

平日月曜日でも夕方寄れる場所がないかなと探してみたところ、19時まで開いている東洋文庫ということろを見つけました。

館内にモリソン書庫が展示されていまして、天井まで革装丁された古書がびっしり。

三菱財閥の当主の岩崎久彌(ひさや)が一括購入し、これが東洋文庫の目玉になっているとのことです。戦時中は疎開していて空襲の難を逃れたとのことです。

上皇陛下、上皇后陛下も行幸されたとのこと。

今日は時

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元は学校の教室だった場所で

元は学校の教室だった場所で

先週、東京の千代田区外神田にある 3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田 3331)に会社帰りに寄ってみたのですが、なかなか面白い展示をやっていました。

ここは2005年に閉校した千代田区立練成中学校の校舎を改修して作られた文化施設という背景もあって、学校の備品をイメージさせるアート作品が目を引きました。

例えば掛け時計とか

白板や卓球とか

ノートとかですかね。

もちろん、凝っ

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四半世紀振りの国立科学博物館

四半世紀振りの国立科学博物館

25年以上振りに国立科学博物館を訪れました。父の日ということで、中学生の息子に付き合って貰いました。

昔はここが玄関でしたが、現在は出入口としては使われていません。常設展の入口は地下で、特別展は地上1階と別れています。

敷地の奥には「地球館」というモダンで機能的な新しい建物があり、特別展の展示はそちらに行われているからです。私はかつて大学生の頃にここで学芸員課程の実習生として働かせて頂いていた

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都美セレクショングループ展2019に行って来ました

都美セレクショングループ展2019に行って来ました

隣りで入館待ちの大行列を作っているクリムト展を横目に、東京都美術館で開催中の「都美セレクショングループ展2019」を見てきました。

3つのギャラリーを借り切っての大掛かりな展示で、個人的には、どれも衝撃を受けました。

最初に見たのが机にハマった人型の展示。作成されたご本人の代わりになんだそうです。ご本人から伺いました。

壁の高さ程ある抽象画。3枚展示されていました。色の配置といい形といい、見

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ルート・ブリュック展見てきました

ルート・ブリュック展見てきました

今日は平日の月曜ですが、東京ステーションギャラリーが特別に開館していたので、雨の中、ルート・ブリュック展を見てきました。20世紀に活躍したフィンランドのアーティストでして、私は初めて作品に触れました。

3階の展示品はほぼ全て撮影オーケーで、気に入った作品をいくつか撮って見ました。

こちらは結婚式の様子ですが、葬式に様子もけっこうな数が作品になっています。

暗いテーマ、色調の作品も多いのですが

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