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プランナーだからこそ逃げてはいけない利益という考え方

お金の話って苦手ですよね?笑
少なくとも僕はあまり好きではないです笑

面白いものを作る!

ゲーム系のクリエイターの多くは
この思いで会社という組織に入っていると思いますので、
開発予算や開発期限を超えて
ゲームを作りたいという人が多いです☺

ただ、だからこそ、
ゲームのボリューム設計やマネージメントを行う
プランナー(ゲームデザイナー)は
この利益という考え方を真剣に考える必要があると思います!

そもそも会社の役割って?

何人かの人が共同して
特定の経済的目的を達成しようとして設立する組織が会社

byコトバング(小学館辞書サイト)

僕はこれを
「社会に対する課題を集団で解決し利益を得る集団」
と解釈しております。

Microsoftがなければ
インターネットはなかったかも知れない…
Amazonがなければ
物の入手に今以上の時間がかかったかも知れない…
今大きくなっている会社ほど、
社会に対する課題を解決する力があり、
逆に潰れてしまった会社は
今のタイミングでその課題の解決が
そこまで望まれていないケースが多いです。

ゲームは生活に必要なものではありませんが、
プレイした人を豊かにする役割があると思います。
ただゲーム開発は膨大な時間が必要なので
人を集めて集団で開発をすすめるわけですね☺

だからこそゲーム会社は
人を豊かにするコンテンツを
集団の力で作っています☺

会社にとっての利益って何?

会社の利益はお金だけではありません。
開発力向上、社会貢献、企業イメージUPなど
プロジェクトによって目的が違います。
基本的にはお金なので
お金60%、開発力向上30%、企業イメージUP10%
といった利益の割合を考えて
プロジェクトを作るケースが多いですね。

だからこそプランナーは
プロジェクトの目的を正確に理解し、
ゲーム設計やマネージメントを行う必要があります。


例えば新人研修目的で
プロジェクトを発足しているのに、
リーダーが利益ばかりを追求し、
効率を考えてベテランばかりに仕事を振ったら
目的の達成が難しくなりますよね?

お金って何?

プロジェクトの目的(利益)の
大きな割合を占めるのがお金です。

ではお金とはいったい何でしょうか…?
個人のステータス?浪漫?

お金とは財やサービスとの交換に使われる物体及びその概念
byニコニコ大百科

スプーンという道具の役割は物を食べる事。
ペンの役割は文字や絵を書く事。
これと同じように、
お金の役割は交換機能になります。

ではゲーム会社では
どのようにお金が使われているのでしょうか?
大きく分けて2つあります。

①商品を作る人達の給料
給料がないと自分で野菜を育て、
服を編み、家を建てなければなりません。
子供がいれば育児に教育も必要ですね♫

ただそんなことをしていると
開発に時間が使えなくなります…
だからこそ会社はプロジェクトを進める時間を割いてもらうために給料を支払っています。

②組織運営
直接商品を作る開発チーム。
宣伝や販売などの商品を売るチーム。
このように直接利益を出す
プロジェクトに関わる人以外にも、
事務や総務など
組織を運営する人たちもいますよね?

彼ら彼女らがいないと、
確定申告や領収書精算を
自分たちでやる必要が出てきて、
またもや開発に時間が使えなくなります笑

また最新鋭のPCや電気など
利益を出すための維持費なども必要ですね!

※お金の機能補足
他にもまだ機能はありますが
話すと長くなるので今回は割愛しますw
https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-g/5228/

目的達成→投資のサイクル

目的達成で利益を出すことで、
その利益を使って新しい投資…
つまり次のゲーム開発に繋がります!

物凄く単純計算ですが、
2億でゲームを作って4億のお金が入れば
次回作は2倍の規模でゲームを作れるわけですね☺
逆に1億しか売上がでなければ、
次回作は半分の規模での作成になってしまいます…

新人教育目的だった場合も、
成功すれば一人あたりの生産性が上がるので、
より大きな規模のゲームが作れます!

このように
目的を達成→投資のサイクルで
会社はゲームを開発していきます。
だからこそ冒頭で申し上げた
プロジェクトの目的達成
をもっとの重要視する必要があります。

サイクルを回して会社の目的を達成する

なぜ目的達成→投資のサイクルを回すのか?
それが冒頭で申し上げた
「社会に対する課題を集団で解決し利益を得る集団」
における課題解決の為です。
ここが企業理念にあたりますね!

例えば
「ゲームを通じて世界中に笑顔を作る」
そんな企業理念を掲げていた場合、
・沢山のゲームをユーザーに届ける
・ゲーム一本一本の質を高める
という結果が必要になると思います。

ただ現状では、
社員数も少なく、技術も低い…
ではどうするのか?
そこに至るまでのロードマップを会社は考えます。

1億で開発→2億の利益
 →人が2倍雇える→10年間繰り返す
  →倍々に増えていき沢山のゲームが作れる!

経験を積む→技術が上がる
 →10年間繰り返してベテランを育てる
  →質が高いゲームを作れる!

といった具合ですね!
だからこそ
プロジェクトの目的を正確に理解し、
そこにそってゲームを作る必要があります。

まとめ

プロジェクトの目的は
そのプロジェクトに沿った目的を達成することです。
面白いものを作ることは
その目的を達成するための手段に過ぎません。

そもそも僕は
ゲームは面白くて当たり前!
という考えがあります。

ペンの役割=文字を書く
ゲームの役割=面白い体験を得られる
とかくと分かりやすいですよね♫

より書き易いペンがあるように
より面白いゲームを作ることもできます。

より安いペンがあるように
より開発費を抑えたゲームも作ることができます。

ただそのゲームが、
プロジェクトに置いてどんな役割があるのか?
そして、会社がそのプロジェクトの先に何を見ているのか?
ここをしっかり把握することで、
ユーザーの役に立つゲームが開発できると思います。

こうした視野の広い考え方はゲーム設計やマネージメントを行うプランナー(ゲームデザイナー)向けだと思いますので、
自分の今やっているプロジェクトの意味を考えながら仕事をしてみることをおすすめします!

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