「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展@豊田市美術館

「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展@豊田市美術館に行ってきました!

※建築大好きクラスタだけど、何も詳しくない人です。すまん。

初期から晩年の作品の間取り図と外観(内観も)写真、一部家具や模型の展示があります。
・日本の浮世絵を含む、様々な文化からインスピレーションを得て作品を作った
・自然という文脈を大事にしていた
・結構革新的なことをやっていた
のがよくわかる展示でした。
関東大震災の日に竣工した帝国ホテルに大きな損害がなかったのは、結果として(なのか?)免震、耐震構造になっていたからだとか。

グッゲンハイム美術館は行ったのにライトの建築だって知りませんでした。不勉強がすぎる……!!! くたくたに疲れていたし上を向いて「すごーい」くらいしか感じてなかったと思う。もったいないことをした。
日本のヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)は今後行ってみたいなと思いました。一般開放してるのね!? ひゃほー

展示されている見取り図の各部屋の名称が英語じゃなかったのが謎でした。ドイツ語っぽかった。そのあたりの説明がなかった気がします。検索してもわからん。

以上が学びと良かったところ。薄くてすみません。
以下は課題的なもの。

京セラ美術館での京都モダニズム建築の展覧会でも感じたのは、「建築展って展示として魅せるのが難しい」という点です。
基本的に、
・設計図(見取り図等)
・外観、内観写真
・よくて模型
で、どうしてもパネル展示が中心になっちゃうんですね。だから、
・これ本で見るのと何が違うわけ?という疑問 と
・絵画や彫刻等の展覧会と違い「(解説を)読む」時間が多くなる→時間がかかる→人の流れが悪くなる
ので、「これ、わざわざ展覧会にする意味あるのかな(ひとりでじっくり読める本にまとめればよくね?)」と思います。
今回、特にコロナ禍でようやく根付いてきた感のある、「順路はございませんので、空いてるところからお好きにご覧ください」という展示が、キュレーションの性質(ライトの作品の変遷を見せる)上できていなかったので、連休明けの平日の豊田市美術館じゃなきゃ途中で帰ってたかもしれません。
(同じ展示の東京開催を土日に観に行ったら無理だった)

記憶がうっすらですが、数年前の「本で学ぶのと何が違うんだ」という疑問は一切抱かせなかった安藤忠雄展は非常に良かったと思います。
原寸大の「光の教会」のレプリカを造り、模型も大型のものが大きく、見やすかった記憶があります。
自分のツイートを漁っても感想が出てこないよ……行った!!!!!はず。

ああいう「本気!」の展示は来館者数が見込める首都圏でしか難しいのでしょうが、どうにか創意工夫をしていただいて、魅力的な展覧会の開催をお願いしたいです。


行ってきました


美術館の建物自体が素晴らしいんです、ここ


毎回色々撮ってます


これは以前撮ったもの
美しい場所です

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