やっとかめ文化祭 能「土蜘蛛」 狂言「仏師」の感想

やっとかめ文化祭 能「土蜘蛛」 狂言「仏師」を観て来ました!
まさか1年の内に2度も名古屋能楽堂に足を運ぶことになるとは思いもしなかったよ。

やっとかめ文化祭とは:
秋の一定期間、名古屋の各所でイベントを行うやつ。※詳しくはググってくれ

●悪かった点
・一般3,000円(学生1,500円)という激安価格ということもあり客層は良くなかったです。開演後に入ってくる複数の客や、親が自分の都合で連れてきた小学生(ちょっと大きめ)が途中で飽きて親が膝の上に乗せてるとかあり、途中で帰ろうかと思った。毎回、こういうやっすいイベントに行くたびもう行かない!!!と思うのに、何年かして忘れてまーた行っちゃうんだな。
・会場スタッフさんがボランティアのため(多分)、あーボランティアだなーという手際でした。
・観光の韓国人を案内しているボランティア(多分)が、「狂言と落語の違い」「今回の演目(土蜘蛛と仏師)の内容」を訊かれてぜーんぜん答えられていなくて結構ひきました。えっ予習しないの?????
●良かった点
・悪かった点の言い換えなんですが、そもそも「市民に芸術を身近に感じてもらう」という主旨のイベントなので、能と狂言を1演目ずつにして低廉な価格設定に抑えたのも、有名な演目をチョイスしているところも良かったと思います。
イヤホンガイドが無料でした。能「土蜘蛛」のわかりやすい解説が聞けて勉強になりました。(狂言「仏師」はわかりやすいので解説なし)

以前Youtubeであまりに眠たすぎて3倍速で観た能「土蜘蛛」、今回は解説を聞きながら観て、じゃっかん眠たさはありましたけど面白かったです。
ストーリーが前半と後半で分かれていることがようやくわかりました。そこから!?笑 はい、そこからです。
解説によると、見どころの糸ぴゃー!の演出は江戸時代からだそうで、もともとは一本の布切れ的なものを投げるだけだったとか。なるほど。
(※より遠くまで飛ぶ糸の演出は明治時代からだそうです。文化デジタルライブラリーより)
今回、女性能楽師が胡蝶を演じていました(梅若紀佳さん)。女性が女性役を演じるのに能面は必要なのかと思いながら観てました。ふしぎ。

最近、古典(芸能)に興味が出てきたのは、元ネタをこまかく履修したいというヲタの性によるものじゃないかなーと自己分析しています。
たどればたどるほど楽しいです。ヲタでよかった。一生かかって楽しみ尽くしたいと思います。


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