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【創刊号無料公開】海外大学院留学への道〜社会人でも挑戦できる!

嫌々ながらも、抗えない運命にOxford大学院留学を志すようになったわたし。

いまでもなお、よく無事に合格して卒業したものだ...と我がことながら振り返る。

大学院留学に絡めた自己紹介は、こちら

このマガジンでは、私自身がオックスフォード大学院で応用言語学、東大博士課程で英語教育政策史を研究した学術的背景はもちろん、HONDAやNECなどでの英語研修や、慶應や上智大学などでの講師経験で得た知見、自身が代表を務める英語学校プリムスアカデミーにおける海外大学院留学合格実績などを踏まえて、海外大学院留学の作法をお伝えします。

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さて、大学院留学には、学力、英語力、奨学金を含めた経済力が必要なのは言うまでもない。

Oxford大学院に特化した内容になるが、海外の大学院を目指している場合にもきっと当てはまると思う。

整理してみよう。

①学力

大学の成績は非常に大事。Oxford 大学院が要求するGPAは、4.0中3.7以上。

実際の出願者は、4.0に極めて近い数字だと推察される。

ちなみに、わたしが在籍していた東大ではGPAは導入していなかってたため、計算して提出する必要があった。自分の卒業大学の窓口にまずは相談するのが正解。

また、Personal Statement と呼ばれる自己推薦状をしっかり書けることが極めて重要。

論理的な構成かつ「読ませるもの」であることが求められる。自分がいかにその大学院にとって合格させるべき人材かをアピールするためだ。

PSは、英語ライティングの力のみならず、論理力やアピール力、学力の見極めの材料とされる。

推薦状も重要。執筆を自分でするように求められることもあるため、PS同様に英文を書く力プラスαが必要。

②英語力

出願する研究科によって異なるが、IELTSで少なくとも6.5とされ、公式には7.0が求められる。TOEFLでも同様、高い得点が要求される。

わたしの専攻だった言語学系では、当時7.5だったように記憶している。わたしはリスニングにはあまり困らなかったので、長文の自然科学系文章が読めること、過不足なくエッセイが書き上げられること、準備のしようがない面接スピーキングテスト向けの想定問答をいかにたくさん仕込めるかがIELTSの鍵だった。

ちなみにOxford大学院の応用言語学専攻では、面接が課せられた。現地に出向けない場合は電話面接となる。

③経済力

私自身は30代での留学だったため、自己資金を何年かかかって貯めていた。あとは、両親から借金するなどして工面した。

奨学金は、理系専攻か途上国でないとなかなか取得は難しい。もらえても、名誉は得られるがあまり大きな金額にはならない。また、合格後は銀行残高証明も求められるため、とにかく現金が大事。

オックスフォード大学の場合は、学費の他に学寮費も必要(オックスフォードやケンブリッジには他に類を見ない学寮制度がある)。

さらに、これまでは自国民とEU外出身国以外の学生の学費は約3倍だった。今後の変化を注視したい。

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と、ここまでが目に見えて必要な力だ。

でも、この「3つの力」が揃う人はごまんと存在する。わたしが合格した年は、希望の専攻コースの募集は20名ほど。

応募者数は、世界中からゆうに1万人を超えていたらしい。つまり、合格者は500人に1人の計算になる。

だからこそ、この3つの力を爆発させるメンタルのあり方が、合格を左右したとわたしは考えている。

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次回のマガジンでは、「志望校のロックオンの作法〜合格を勝ち得るメンタルのあり方」についてお届けします。

また、今後のマガジンで上記で取り上げた3つの力を深めて磨く方法や、社会人を含めた大学院留学にまつわるヒントや事例などを共有します。

あなたの夢、現実化しましょう。わたしが留学したのは30代。社会人でも可能です。

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