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俺がこの数年間どれだけイエモンに会いたかったかをちょっと語らせろ

チケット運に恵まれなかった2023年が終わり、私のチケ運もやっと息を吹き返し始めた。今一番ライブに行きたかったバンド、THE YELLOW MONKEYの東京ドームライブのチケットを確保できたのだ。

こんなに嬉しいことはない。
こんなに彼らの音を待ち焦がれていたのかと
自分でも驚くぐらい、当選を喜んだ。

思えば、イエモンに出会って以来なかなかライブに行く機会に恵まれなかった。本格的に聴き出したのは、ちょうどコロナ禍の頃。一度でいいから生でその御声を聴きたいと想い続けてはや何年か。ようやくやってきたまたとないチャンスを、神様は運んできてくれた。


初めてイエモンの音楽を聞いたのは
確か2016年頃だったと思う。

この年は奇しくも申年で、長らく活動休止〜解散で音沙汰もなかったイエモンが元旦に再結成を発表。全国各地を駆け回りライブでファンを楽しませ、その勢いのまま年末にはNHK紅白歌合戦にも出場。生粋のファンならこの年を語らずには居られないだろう。

当時はTBSの『NEWS23』でイエモンの新曲がエンディングテーマとして起用されていた。『Changes far away』。ちょうど熊本地震を経験し、深夜にも余震が続く頃、テレビから流れたこの曲が私のイエモンとの出会いだった。

愛だけを支えにして 答えを探してドタバタ生きるよ
Changes far away 忘れないで
遠くにあるのは きっと綺麗な月

しっとりとしたバラードの中だが、その確かに燃える明日への希望と力。メロディも歌詞も、雰囲気は懐かしいのにすごく新しい。そんなイエモンの歌に私はすっかり魅了された。あの曲が聴きたくてわざわざ23を見ていたぐらいの感じはある。

それ以来、ちょこちょこと有名どころの曲を聞いたり、ライブ映像を見たりして、いいバンドだなぁという発見があったり、なぜ今までこれを深堀りしなかった?と思ったりしながら、イエモンを学んでいた。

私のイエモンへの情熱が一気に燃えたのが
昨年の『THE SECOND』開催だった。

芸歴15年以上、これまでの賞レースで浮上のきっかけをつかめなかった漫才師に向けたセカンドチャンス。それが『THE SECOND』という大会だった。初めての大会と思えぬ盛り上が
り。それを一層引き立てたのが『バラ色の日々』のテーマソング起用だった。

事前告知無し、いきなり決勝戦で流れた瞬間、俺の心は完全にぶち抜かれ、ただのSECONDファン、もといただのイエモンファンになってしまった。それまで何度もこの曲を聴いていたし、ベストバウトだと信じてやまない東京ドームのライブ映像も見てきたが、この日を境にバラ色の日々は確実に『僕の人生にとってなくてはならない1曲』になった。自分でもすぐに分かるぐらいに。

燻り続ける人間の魂、若き頃の思い出と渇望、いろんなものがごちゃ混ぜになった混沌とした心を、こんなにも美しく描写されたら、どんな小説を書いてもも映画作っても勝てないやってなっちゃうぐらい、清らかで心に刺さる曲。

音楽の偉大さ、そしてイエモンの偉大さ。『THE SECOND』が私にくれたのはそれを思い知らせてくれる一夜であり、胸を張って『私はイエモンが大好きだ』と言おうと決意したきっかけだった。また、同じことを思った視聴者はやっぱり多かったようで、後日選曲の妙がネットニュースになったり、お笑いファンの間でもイエモンという選曲への高評価は留まることを知らなかったように覚えている。


ちなみに、イエモンの数ある名曲の中でも一番好きな曲があるのだが、とてもじゃないが並大抵な気持ちでこの曲を語り切ることができないので後日改めて記事にしようと思う。


ここまで色々と語ってはきたが、とはいえ私も再結成後のイエモンはよく聴いているが結成〜解散までの曲たちは有名どころばかりしかよく知らないというまだまだ小猿ならぬひよっこである。これから起こるはずの新しい曲との出会いと、感動に期待を込め4月のSUPER BIG EGGを心待ちにしようと思う。

Believerへの道は始まったばかり。



おしまい。