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「逃げてもいいんだよ」と言える大人になる。

2年半前から約1年間、わたしは鬱病と診断され、引きこもり生活をしていました。

診断されてから少しして仕事は退職し、しばらくの間は一歩も外へ出ず、部屋のカーテンは閉めっきり。
誰にも会いたくなくて、一緒に住んでいた今の旦那さん(当時彼氏)以外とは関われなかったほど。
正直、何のために生きているのか、これから何のために生きていけばいいのか、全くわからなかった。

元は職場での人間関係がきっかけで、人と関わることに疲れてしまったこと。
それが原因なのか、人がわたしを見る目が怖くて、みんながわたしの悪口を言っているようにさえ思えてしまっていた。

退職してからも旦那さんに近所のコンビニに誘われても「外は怖い!行きたくない!」と泣き叫んでいた。

そんなとき、旦那さんにおすすめされて家入一真さんのブログや本を読みました。

そこには、逃げるという選択肢があるんだよと優しい言葉が書かれていて、

家入さんの言葉で、わたしは外に出られるようになり、人と関わる楽しさを思い出し、1年後には新しい仕事を始められました。

きっとわたしは鬱病で退職したことに、どこか後ろめたさがあった。

「どうして辞めてしまったんだろう。どうしてこんなに弱いんだろう。もっとつらい思いをしてる人はたくさんいるのに、どうしてわたしは戦えないんだろう。」

と、自分で自分を責め続けていた。

でも、家入さんのブログや本を読んで、

「わたしは逃げるという選択をしたんだ。きっと無理矢理続けていたら、それこそ生きる意味を失ってしまうほどつらかっただろう。」

と、思えました。

今まで、何かから逃げるという選択肢すらなかった。
むしろ逃げると怒られていた。
頑張りなさい。続けなさい。と大人たちに言われながら育ってきた。
だから逃げることは悪いことと認識していた。

でも、逃げることを認めたらとても心が晴れたんです。

だからわたしは「逃げてもいいんだよ」と言える大人になりたいと思いました。

もちろん娘にも選択肢の一つとして、逃げる道があるということを伝えていくと思うし、でもどこかの誰かは戦ったほうがいいよと言うだろうし、選択肢はたくさんあったほうが生きやすいだろうなと。

他人から見た正解なんて必要ない。

自分で幸せだと思える道を歩むことが大切。

つらかった過去があって、立ち上がって幸せになった今がある。
だからそれを今後に活かしたいし、娘にも伝えていきたい。

どんな出来事にも意味はあるんだろうなと、わたしは考えています。

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