病識の欠如??

こんばんは、みっくん@新人精神科看護師です。
よく耳にする患者さんの「病識の欠如」について、私の思うことを記していこうと思います。

病識の欠如っていうけど本当に病識がないのでしょうか。中には確実に病識がないといえるような人もいるでしょう。しかし、なかには病識はあるにもかかわらずしっかりとしたコミュニケーションや信頼関係を得ていないため病識がないと判断されてしまうような人がいるように思えます。
どういうことかというと、そもそも自分が病気であるっていうことを素直に認めることができるような人はごく少数です。むしろ、病気を認めてしまうことで社会との溝を感じてしまったり他の人と比べうまくいかない劣等感を感じるため、病気を否定することが普通なのではないかと私は思います。
そのことについて、しっかり看護師等の医療従事者が患者さんの「背景」を理解しておかないと「病識がない」で済ませてしまうのです。

とくに、精神科患者さんに多いといわれる病識の欠如ですがほんとうにそうなのか、まず疑問に持ってコミュニケーションをとっていくことが大切ですね。

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