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キャリア的視点196 -成功体験:根拠のある自信を身に着ける方法-

毎日ブログ 196日目(2020/9/11)

成功体験を考える

今日は『成功体験』に関する話です。

皆さんの成功体験って、例えばどんなものがありますか?

学期末模試で良い成績を残した。
甲子園に出場した。
サッカーでインターハイに出た。
絵画コンクールで入賞した。

例えば学生時代ならこんな例でしょうか。
社会人になった後は、こんな例も挙げられます。

部署内の成績でトップになった。
同期の中で最初に昇進した。
業績を認められて本社に異動になった。
QCサークル発表会で優勝した。

人それぞれに、人生の節々で成功体験というのは得る事ができますよね(^^)
一生懸命に努力して、その結果として得ることのできる経験です。

そしてそれは人生の節目となって、自分で過去を振り返った時には光り輝く思い出になります。今の自分を形作り、根拠のある不動の自信に繋がるものです。

成功体験は輝かしくなければいけないのか?

結論を先に言えば、成功体験は輝かしいものである必要は全くありません。

朝、目覚ましが鳴る前に起きれた。
笑顔で挨拶ができるようになった。
キーボードを打つのが早くなった。
夕ごはんが美味しく作れた。

本人が「やろう」と決めて、「できた」事は全て成功体験です。これらの小さな成功体験が細かく細かく積み重なって、無意識の自信に繋がっていきます。そしてその先に待っているのが、自己肯定感、または自己有用感です。
「私は○○が出来る」
という事実を確認することです。

更に積み重ねると、また大きな成功体験に繋がります。

肝心なのは自分の成功体験に気付ける事なのだと思います。どんなに素晴らしい記録を残しても、それが自分にとっての成功体験だと気付くことが無ければ、次に続けて再現性に欠けることになってしまいます。

輝かしい成功は人生の花道なのでしょうが、花道に絶つためにはそれまでの努力が大切になってきます。
甲子園大会に出場するためには、まず日々のたゆまぬ努力に中の成功体験に気付くことが第一歩なのです。

成功体験に気付く方法

ひとえに成功体験と言っても自分にとっては当たり前のことをしているだけなので、自分自身でそれが成功体験なのだと気付くことは意外に難しいのです。
しかし成功体験に気付くためには、実は簡単な方法があります。

それは「他人(家族・友人など)にフィードバックをもらう事」です。
「それ、すごいじゃん」
この一言をもらえる事で、ハッと気付けるのです。

朝、目覚まし時計が鳴る前に起きれた。これができた時には嬉しかったでしょう。1日、2日連続で起きれるのは偶然かも知れません。しかし3日、4日、一週間2週間と続けていたら、本人は「ナニコレ私ってすごくない?」と思い始めるのです。
ですが1か月も続くと、本当はすごい事なのに本人はそれが当たり前になってきます。いわゆる習慣化です。

でもたまたまその話を聴いた友人が言うのです。
「え? 毎日、土日も関係なく目覚ましが鳴る前に起きれるの? それってすごいじゃん。私なんて全然ダメ」
ここで初めて本人は自分の成功体験に気付くのです。

今回の例だと、習慣化してからなので時間がかかったように感じたかも知れませんが、実際は毎回この様に時間がかかる訳ではありません。

まずはフィードバックをくれる相手との関係性を再確認してみませんか?

成功体験が生み出すもの

この様な小さな成功体験を繰り返し積み重ねていく事で、少しずつ変化が起こってきます。これは本来は内的変化なのですが、徐々に外面にも変化が現れてきます。

それは自信です。
「小さなモノからコツコツと」と、お笑い芸人西川きよし師匠の言葉の様に積み重ねてきた成功体験が、まず自己肯定感・自己有用感に変化し、この流れで培ってきた成功体験は、実に根拠のある、揺るがない不動の自信へと変わり、表情にも表れます。
こうなってきたら既に好循環は始まっています。次の成功体験は持た目の前ですね。

しかし注意も必要です。本来「根拠のある自信」を言う場合、それは根拠となるものが無くなった場合、その自信も併せて消えてしまうものとされています。今回の場合もその例に漏れないのです。

もう一点。決して「過去の栄光にすがる」様になってはいけませんよ^^;
「あの時はできた。だから今回だってできるさ」くらいがちょうど良いのです(^^) 世の中は常に変化しています。過去の成功体験も、現在のそれに合わせて変化させていきましょう。

毎朝決まった時間に起きれていたという自信も、何の理由でか起きれなかった時に崩れてしまう事もありえなくはありません。この場合「健康でいる」「睡眠不足にならない」などを継続する、根拠をなくさない為の努力が必要となります。

成功体験で培った自信は強い。でもそれはある意味もろい部分もあるようです。だからと言ってそれは、成功体験を重ねることを否定するものでもないのは事実です。

ぜひひとつづつでも、成功体験を積み重ねて根拠のある自信を習得してください。


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