【映画レビュー】『愛がなんだ』:「好き」の度合いはいつも不均等だから…
恋愛ってぶざまだな、かっこ悪いな、つくづくそう思う。もちろんそうでない幸せな瞬間もある。それがあるから、みんな恋や愛の囚われの身になり、人生のかなりのエネルギーを費やすことになるのだろう。
けれども、恋愛って、たいていの期間は、思いが通じなくて悶々としていたり、嫉妬にかられていたり、時にはフラれて絶望の淵に落ちていたりする、苦しいものではないか。
その大きな要因は、お互いの好き度が違うことじゃないかなと思う。この映画を観て、改めてそう痛感させられた。まさに「痛い感じ」。