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良い話だけで世界がいっぱいになればいい

最近また増えてきたSNSでのネガティブキャンペーンの如きツイート。『大多数の怒りを煽る』と言うやり口で、大量のリツイートを稼ぎ、更に多くの人々のもとに広まっていく。私ひとりが「そろそろ見飽きたな」なんて思ったところでそれは留まるはずもないのは事実で。

そろそろ辟易している人も多いんじゃないだろうか。こう言う話が多いから「Twitter疲れ」なんて言葉が生まれたのであって、心がほっこりするような話とか大笑いしたくなるようなギャグセンスに遭遇しまくってたらTwitter疲れどころかTwitterの中が一番楽しくなっちゃって……それはそれでSNS依存症とかになるのかしら(我に返った)。

少し前に見かけた話で、誰かが「こんな時期に大金を使って〇〇を買うなんてあり得ない」と発信していた。そこに対してつけられたリプライに、賛同し怒りを感じさせる発言があったのだが、第三者が彼をこんな言葉で宥めていた。

助けてくれると思ったら、利用するだけだったりするの
怒りを煽る人を信じちゃダメ

これに対して件の彼の返答はこうだった。

正論ぽく聞こえると納得しちゃう
よく考えたら、誰かに助けて欲しかっただけで、誰も恨みたくなかったんだよね
俺、自分が恥ずかしいよ

これはあくまで一部抜粋に過ぎないが、この流れだけで「怒りを煽る人」のパワーの強さ、そして多くの人がそのパワーに圧倒されて追従してしまっていることがわかる。多くの人の大半は件の彼と同じようにきっと「表面上だけ見たら正論ぽく見えてしまう話」に騙されてしまうんだろう。でも「深掘りすれば、正論ではない」と気付ける人たちによって、こうして救われている人もいる。彼は諭してくれる人に出会えて幸運な人だと、個人的には思った。

今、ネットで多くフォロワーを集めているのは残念ながらこう言った「怒りを煽る発信」を繰り返す人ばかりだ。私のブロックリストはこう言った「怒りを煽る発言」をする人で埋まり始めている。そう言う発信を目に入れないこと。それがSNSにおける精神安定の第一歩…だと信じているからに過ぎない。

怒りは一瞬で拡散される。そして鎮火も早い。便乗した怒りは忘れられやすい。だから「怒りを煽る発信」をする人は、色んなネタを見つけてはあれやこれやとバッシングをしていく。そうすることで常に背後に賛同者を従え、「この人は影響力がある人だ」と錯覚させることができるからだ。

常に何かに怒っている人は、大体「炎上商法」を狙っているだけだったりする。本気で何かを変えられるわけじゃない。「ニュースで報道されない裏側を知っている人たち」なんて思われてもいるみたいだけど、実際はちょっと調べればわかることしか発信してない。彼らは専門家でもなんでもないんだ。ただ、私たちが便乗して「そうだ!間違ってるんだ!」と声を上げることを期待しているだけなんだ。

そんなことより楽しい話をしようよ。今日見た面白いテレビとか、変な雲の話とか、可愛い動物のこととか。我が子の面白発言や行動でもいいし、友達との素っ頓狂なやりとりでもいい。お母さんの話に腹が捩れるほど笑ったとか、ホットケーキひっくり返す時に失敗して変な形になったとか。最近やったゲームがめっちゃ面白かったとか、漫画のこのシーンで感動して泣いたとか、推しが今日も素敵ですとか。楽しい話をしよう。きっとその方が「価値がある」と思うんだ。

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