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「ルパン三世」映画レビュー(ネタバレ無)

アナ雪に続いて今度はルパンかよ。いやルパン三世大好きなんです。次元大介が特に。

フル3Dになると言う話があまりに興味深く、ルパンでフル3Dとかめっちゃ目が回る奴では…?と思う反面絶対面白いに違いないと思い公開日翌日に観に来るという事をした。結論から言うと確かに目が回ると思う。アニメでもあの勢いのものが3Dだもんな。そうだよな。

粗筋は以下の通り。(公式サイトより)

かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗した秘宝ブレッソン・ダイアリー。その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするといわれている。そんな伝説のターゲットを狙うルパンは考古学を愛する少女レティシアと出会い、2人で協力して謎を解くことに。
しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベールと、組織を操る謎の男ゲラルトが2人の前に立ちはだかる……。
ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!?

見所は正直多すぎるし語りすぎてしまいそうだしネタバレしかねないのでぐっと堪えて、しいてひとつ上げてみようと思う。
キャラクターの『瞳』に注目してほしい。

他の3Dアニメーション(ディズニー、ピクサーが代表かな)でも瞳の作り込みと言うのはしっかりしているものだが、元々2Dアニメとして書かれていたものを3Dにしたとき、瞳の描写は大体2Dの面影が残る。しかし、この『ルパン三世 The First』は全てのキャラクターが思わず吸い込まれそうな瞳で描かれているのだ。

大方の3D映画においても瞳の描写を細かくしているのは大抵は女性キャラだけ、男性キャラはあまり目立たない色味で描写を分かりづらくしていたり…などあるが、まずルパンの瞳が断トツに美麗なのである。ルパンのシーンを見てると思わずその瞳がくるくる動くのをじっと見つめてしまうくらいに綺麗なのだ。

帽子の下にいつも隠れている次元の瞳も、帽子のつばが僅かに上がった瞬間に鮮やかに輝く。思わず息をのむ様な美しさに、ただただ魅入るばかりだ。

大体細目に書かれる五右衛門の瞳もとても美しい。そして今作の五右衛門は後半で若干理不尽な目に合っているので、そこも一緒に見てあげてほしい(笑)

観たばかりの記憶に鮮明なその様が、また観に行きたい、あの綺麗なものをもう一度、と叫びそうな程に魅せられた作品だった。私、映画に行ってもそうそうパンフレット買わないしグッズも買わないんだけど、思わずパンフレットもグッズも買った。パンフレット眺めながら「次はいつ観に行こうかなぁ」なんて考える程だ。

ルパン三世シリーズが好きな人も、ルパン三世がテレビでやってたらなんとなく観ちゃうよ程度の人も、どうか観に行ってほしい。こんなにも心が躍りときめいた作品は久しぶりだ。オープニングで引き込まれ、エンディングで思わず涙が出るかもしれない。私は(隣に子供が座ってたんで)ぐっと堪えた(笑)

あと、峰不二子が本当に可愛い。美女。スーパーウーマン。最高。時々「ふっ、不二子ちゃぁぁぁん!!!(感激)」ってなるシーンがある。不二子ちゃん目当てでも良いから観て。そしてリピートしたいなって思いながら帰ってください。

モンキー・パンチ先生、ルパン三世をこの世に生んでくれてありがとうございます。きっとこの先も彼は多くの人の心を盗んでいくでしょう。私もとうに盗まれましたし、返してほしいとは思ってません。持ってけ、大泥棒。

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