見出し画像

水引帯留開発記その2・帯を傷付けないためのデザイン

前回のnoteの続き。水引素材の特性を生かした帯留デザインを模索する日々。試作を繰り返した結果、基本のあわじ結びをアレンジしたこのデザインがまず完成しました。

あわじ結びの裏側で一筆書きのようにして紐を通す部分を作り、折り曲げて空間を持たせつつ要所のみをワイヤーで留めました。
水引の先端の半分は内側に、もう半分は帯に当たらない部分に出るようにしたので、帯を傷付けません。
ワイヤーの先端も、ねじった先が表に出ないような構造を考えました。

水引帯留第一号の誕生です。

ついでにチラシも作った。当時の本業はこんなチラシやwebデザインの制作だったので、こちらはサクッと朝飯前です。(余談ですが、今でもurlに付いているyogisoftというのは以前の屋号なのです。ずっと手が回らなくてここまで来てしまった...)

その後、何度かブラッシュアップを繰り返して、裏側がもう少し安定する形に改良しています。詳細はお買い求めのうえ、使い心地をご確認ください。

さて、帯留はもう一型開発中なのですが、ひとまず一つの商品が完成したところで、併せてブランド名も考えてみることにしました。余裕のある時に副業として自分のwebショップを作って販売できたら良いかな...等とフンワリ考えていたためです。
というのも、当時は本業でwebショップのデザインを担当することが多かったので、ショップ構築やプロモーションについて多少ノウハウがあり、商品さえあれば自前でスタートできる環境にありました。
そんな私が、ネット販売を前提として考えるブランド名の条件とは。そして果たして副業は本当に可能なのか。(続く)

【告知】現在、谷中の着物店・朱音屋さまでも帯留をお手に取ってご覧いただけます。ワークショップとお土産付き座談会もお申込受付中です。



この記事が参加している募集

いただいたサポートは、アトリエ備品(収納など)の購入に充てさせていただきます。