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宇宙観の広さと先見性に彩られた天才の世界にハマってしまった。


宮沢賢治にはぶっ飛びました。

まさか70歳にして宮沢賢治にのめり込むたぁ〜お釈迦様でも・・・な気分です。

宮沢賢治研究本を30冊ほど立て続けに読んでズブズブに賢治びたりになってしまった挙げ句「宮沢賢治変奏曲」というイベントまで主催しました。

【きっかけ屋☆映画・音楽・本ときどき猫も 第65回】

宮沢賢治とはどんな人かご存知ですか?

賢治研究家の山下聖美さんの著書『宮沢賢治のちから』の冒頭の文章がとても分かりやすく宮沢賢治の人となりを伝えてます。

生涯に稼いだ原稿料はたったの五円。

自費出版で詩集を出すものの、古本屋の店頭で雨風にさらされる。

続いて出た童話集もほとんど売れず、印税代わりにもらったのは自著100部。

家出、フリーター生活を経て定職についたものの、転職を繰り返し、パラサイトシングルのまま三十七年の短い生涯を閉じる。

さらに付け加えるなら、極度の「シスコン」

何冊もの研究書を読めば読むほど宮沢賢治の宇宙観の果てしない広さと先見性に舌を巻かざるを得ませんでした。

たまたま自分の表現手段として賢治は童話を選んだだけであって作家などという狭苦しい枠組みには収まりきれない大天才だと思います。

賢治はこんな言葉を残しています。

・新しい時代のコペルニクスよ、余りに重苦しい重力の法則からこの銀河系統を解き放て。

・我々が出来ることは、今を生きることだけだ。過去には戻れないし、未来があるかどうかも定かではない。

・無意識から溢れるものでなければ、多くは無力か詐偽である。

・真の幸福に至れるのであれば、それまでの悲しみは、エピソードに過ぎない。

・世界ぜんたいが幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない。

今の時代にこそ賢治ワールドは再評価されるべきだと思います。

セロ弾きのゴーシュがサウンド・セラピストだということを気付かされた時のことをこちらでお読み下さい。

そして、音と物語のコラボ企画として「宮沢賢治変奏曲」を思いつきました。

本邦初のサウンド・セラピー童話(と勝手にネーミング)「セロ弾きのゴーシュ」をうつくしい倍音の響きの中で読み聞かせするコラボレーション。

第一回目は2018年の7月7日七夕の日にクリスタルボウル奏者の牧野持侑さんの奏でる響きをバックに歌手のあがた森魚さんの朗読。

今年2月2日「宮沢賢治変奏曲 VOL.2」にはロック・グループ、ヒカシューのリーダーでありホーメイなど喉歌歌唱の達人巻上公一さんとテレビドラマ「きのう何食べた」でもおなじみ女優の高泉淳子さんのお二人による読み聞かせ。

そのバックにもっとも癒やし効果の強い鳴り物シンギング・リンの開発者和真音さんと8名の認定演奏家に美しい倍音をシンギング・リンでで奏でて頂きました。


参加して頂いた方の感想はこちらでお読み頂けます。

ぜひめくるめく宮沢賢治ワールドをあなたにも体験して頂きたいです。

最後までお読み下さいまして有難うございました。

次回もお寄り頂ければ嬉しいです。


100,000語で仕事史を綴った電子書籍です。
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2002年から書き続けているブログ「万歩計日和」です。


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