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第72回 今や古典音楽となってしまったジャズからモーツァルトへの旅路はるか!

【きっかけ屋☆映画・音楽・本ときどき猫も】


若い頃から旅行嫌いでスポーツはやらず趣味はインドアばかりで自分の部屋からなるべく動きたくない無精者だ。

本と映画と音楽と美味しい食べ物があれば楽しい時間をすごせる。

若い頃からジャズやロックばかり聴いていたのに50代を直前にしてモーツァルトにのめり込んでしまったことを語りたい気分になったのは久しぶりにモーツァルト研究本をKindle Unlimitedで読んでいるからだ。

Kindle版『モーツァルト 波乱と謎の後半生 モーツァルト・シリーズ』藤澤修治著

今まで伝えられていた晩年のモーツァルトの借金まみれの生活と妻コンスタンツェとの関係を真っ向から否定する興味深い研究だけどそのことはさておいて。

まずはざっと我が音楽の旅はるかから始めよう。

生まれてから3才まで同居していた叔父貴がジャズ好だった。

叔父貴が聴いていたのはベニー・グッドマンやグレン・ミラーなどのスイング・ジャズ。

1950年頃の話となるともはや考古学に近い(笑)のでどこから補足説明したらいいのか見当もつかない。

ポール・マッカートニーってビートルズにいたんですって?と若い人に驚かれる時代なんだからスイング・ジャズのことなど推して知るべし。

ジャズはもはやクラシックと同じ次元で語られる古典音楽の一種じゃないかな。

ということでなのでさくっとジャズの成り立ちから紐解きますのでお立ち会い。

ジャズはアフリカから奴隷としてアメリカに連れてこられた黒人たちが南部の綿花畑で仕事をやりながら口ずさんだワーク・ソングや黒人教会で合唱したゴスペルや自分たちの暮らしをつぶやいたブルースがカクテルされて生まれた。

1865年に南北戦争が終わって開放された黒人奴隷と質屋に流れた軍隊で使われていた楽器とが結びついて一気にジャズは広まることになり、港街の呑み屋をかねた娼家のラウンジのピアノでBGMとしても奏でられるようになった。

発祥の地は黒人たちが最初に荷揚げされたアメリカ南部の港街ニューオリンズ。

ジャズは酒場のツマミとして重宝されたBGMだったと言うと怒りだすジャズ・マニアもいる。

それは日本人が特殊なジャズの聞き方をしていたことによる弊害だとぼくは思っているけどその話はまたいつか。

ニューオリンズで生まれたジャズはミシシッピ川を北上し、セントルイス→カンサスシティ→シカゴへと飛び火してどん欲に他のジャンルの音楽の要素をとり入れながらそれぞれの町で特徴のあるジャズが生まれた。

それと同時にジャズの面白さに惹かれた白人ミュージシャンたちが続々と参入することになった。

叔父貴が好んで聴いていたクラリネット奏者のベニー・グッドマン(1909年〜1986年)やトロンボーン奏者のグレン・ミラー(1904年〜1944年)はスイング・ジャズを代表する2大ビッグ・バンドのリーダーだ。

スイング・ジャズというのは1930〜40年代に主に白人演奏家たちで演奏されたダンス音楽のことだ。

叔父貴は毎日ちくおん機でジャズを聞いていた。

音楽がかかるとよちよち歩きのぼくは叔父貴の部屋に入り浸り一緒に聴いているうちにリクエストもしたという。

3才までのことなので一切覚えはないけれどぼくは「タイガー・ラグ」が大好きだったという話を叔父貴から聞いている。

そのことは以前書いているのでこちらでご笑覧を。

第44回 たしかに三つ子の魂が百まで続きそうな気がする

3才になって叔父貴の住む母の実家から引っ越してジャズとは縁が切れる。

それから12年後にジャズと再会した時のことはこちらでご笑覧下さい。

第46回 ジャズに導いてくれた二人の恩人について。

音楽というのは作曲家が書いた譜面を演奏することだと思い込んでいたぼくは即興で演奏するジャズに出会っておどろいた。

即興で演奏するとはどういうことなのか?

ぼくはその一点が分かりたくて一気にジャズに、その後オーディオにのめり込むことになった。

叔父貴が好きだったベニー・グッドマンとグレン・ミラーのサウンドをお楽しみ下さい。

ぼくが叔父貴にリクエストをねだったのがこの曲です。


最後までお読みいただき有難うございました。

まだまだモーツァルトは出てきませんがこの続きは次回(恐らく明日)に。

お寄りいただければ嬉しいです。

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2002年から書き続けているブログ「万歩計日和」です。


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