【水鳥の歌と生活】2023年10月22日日曜〜10月28日土曜
十月二十二日日曜
朝、radikoで「オードリーのオールナイトニッポン」を聴く。
仕事のBGMはThe Stone Roses『Turns Into Stone』にする。やはり「Fools Gold」は良い。永遠に聴いていられる。
一週間分の日記をnoteに投稿する。
夜はツルヤで買い物をして家で晩酌をする。鮪刺身、茹でいか、切り干し大根煮、冷奴を食べて、七笑を一合、つきよしの300ml瓶を一本飲む。
飲みながらTVerでキングオブコントを見る。一本目も二本目もサルゴリラのネタは際立っていた。
十月二十三日月曜
朝、Podcastで「髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」「芸人お試しラジオ『デドコロ』スカチャン」「トムブラウンのニッポン放送圧縮計画」を聴く。
仕事のBGMはBlonde Redhead『Sit Down for Dinner』にする。Apple Musicのオルタナティブカテゴリの新着コーナーで見つけたアルバム。浮遊感のある音と歌が心地いい。
夜はデリシアで買い物をして家で晩酌をする。豚たんと鶏せせりの焼き肉とサラダを食べて、バドワイザー330ml缶一本、赤ワイングラス一杯、芋焼酎ロックグラス一杯を飲む。
飲み終えて、ISHIYA『Laugh Til You Die 笑って死ねたら最高さ!』を読み、読み終える。バンド活動と海外ツアーの話を中心にした自伝で、いろいろな国のイベントやバンドの姿を知ることができてとても興味深く楽しかった。好きなことを全力でやり続けるというのは素敵なことだ。その姿に人は国籍や言語を越えて惹かれるのだろう。
十月二十四日火曜
朝、radikoで「伊集院光 深夜の馬鹿力」を聴く。
仕事のBGMは昨日に引き続きBlonde Redhead『Sit Down for Dinner』にする。
空いている時間にradikoで「空気階段の踊り場」を聴く。
BUCK-TICKの櫻井敦司が亡くなったことを知る。コンサート中に体調不良になりそのままコンサートが中止になったというニュースを見ていたが、脳幹出血を起こしておりその日の夜には亡くなってしまったらしい。BUCK-TICKといえば中学生の頃にアルバム『悪の華』を買って聴いたり、カラオケで同名曲を歌ったりしたぐらいで、ずっと聴き続けていたわけではないが、ライブは一度だけ見たことがある。二〇一一年二月二十日にZEPP TOKYOで行われた、雑誌「音楽と人」のイベントで、共演が毛皮のマリーズとPOLYSICSだった。どのバンドも全然違う音楽をやるのでそれ自体がおもしろいイベントだったが、BUCK-TICKはさすがの貫禄で一番かっこ良いし楽しめた記憶がある。ヘヴィで耽美でロックなんだけれども、そのどれかだけに偏ることなく、世界観を維持しながらポップに聴かせてしまえるのが凄いところだと思う。今井寿はSNSに投稿したコメントでまだ続けるという意味の言葉を書いていた。これからどんな形で活動を続けていくのだろうか。
夜はツルヤで買い物をして家で晩酌をする。鮪刺身、すき煮を食べて七笑を三合飲む。
秋の夜三合くらい飲んだろかい
葬列を送るのか人が寝静まる時間に遠い踏切の音。
美しい人も突然消えてしまう。遊びはここで終わりにしようぜ。
思い出を語り合うのか虫の声
十月二十五日水曜
朝、radikoで「爆笑問題カーボーイ」を聴く。
仕事のBGMはBombay Bicycle Club『My Big Day』にする。いろいろなタイプの曲があって楽しいが、もっと大きな音で聴きたくもなる。BGMというのは難しい。黄身が二つの目玉焼きを顔に乗せて笑顔の小太りのおじさんというジャケットがとてもいい。
夜はコインランドリーへ。翌日は友人宅でBBQをするので沢山酒を飲むだろうし、この日は休肝日にする。待ち時間にセブンイレブンでミニワンタンメンを買い車内で食べる。
時間ばかり過ぎて何にも変わらない自分以外が移ろっていく。
許すとか許さないとか、許されて育っていれば悩まないのか。
人間を機械のように理解していけば不安は減るはずだった。
十月二十六日木曜
目は覚めて、胃は空腹を告げていて、布団の中に一時間居る。
友人が迎えに来るまで家でゆっくりしたり、市役所の出張センターに住民票を発行してもらいに行く。住民票は、リースしている車を乗り換えるので納車の際に必要とのこと。
秋空を満喫するか鳶の声
その靴が気に入ったのか赤蜻蛉
秋陽射し頭皮にばかり降り注ぐ
迎えに来た友人の車で買い出しをし、友人宅へ。デザインもお洒落で内装も機能的で、いろいろと検討とこだわりを感じる家だ。こんな立派な家を購入したのかと思うと途方もない気持ちになる。七十歳までローンを支払うそうだ。それもまた途方もない話だ。
友人夫妻とでBBQ。炭をおこして、新築祝いにネットショップで買ってこの日の午前中に届くようにしておいた豚のバックリブから焼く。長い一枚を乗せると他の肉が焼けないので二つに切って端で焼く。骨に沿って鋏で切り、付属したBBQソースを絡めてまた少し焼くと香ばしくて美味しい。「マクドナルドの匂いだ!」と盛り上がる。ナゲットのBBQソースと同じ匂いと味で、まさにアメリカン、まさにBBQという感じ。野外で食べたい味だね、と言いながらかぶりつく。
そのほかにも牛タン、ロースステーキ、鶏もも肉を焼く。酒はビール、ワインを飲む。夕方になって涼しくなったので片付けをして、近所のスーパーで買い物をして屋内で飲み直す。ワイン、日本酒を飲み、最近見た映画の話などをする。「イニシェリン島の精霊」からロバに注目していたが、その後に「EO」というロバが主人公の映画があったことは確認していたものの、見逃していたことに気づく。配信で見ようか。
二十二時くらいになってようやく家に帰る。屋外で飲んだうえに十時間くらい飲み続けているので、歩くのが億劫なくらい酔っている。三人でビール350mlを六缶、ワインの四合瓶を三本、日本酒とウィスキーも少し飲んだ。久しぶりに水をしっかり挟まずに飲み過ぎてしまった。
十月二十七日金曜
深更、急な吐き気に目が覚めトイレで嘔吐する。やはり飲み過ぎだ。
二日酔いに特効薬は無い。とりあえず水と胃薬を飲み、朝もできるだけ寝て、仕事の合間もできるだけ寝て過ごす。二時間おきくらいに嘔吐する。なんとか仕事に影響しないように自分を励まして働いていると、夕方になってようやく楽になってくる。
楽になってくると急に腹が減ってくるので、いつもは昼に食べる弁当を食べる。今日はこれ一食だ。
仕事のBGMはBrian Wilson『I Just Wasn’t Made For These Times』にした。邦題は『駄目な僕』だ。
合間にはradikoで「ほら!ここがオズワルドさんち!」「おぎやはぎのメガネびいき」を聴く。
仕事を終えて家に帰ったらそのまま寝る。
十月二十八日土曜
体調はすっかりいい。
朝、radikoで「バナナマンのバナナムーンGold」を聴く。
仕事のBGMはSPARKLING『We Are Here To Make You Feel』にする。Apple Musicのインディーズカテゴリの新着コーナーで見つけたアルバム。エレクトロポップ、ニューウェーブという感じだろうか。電子音の気持ち良さと歌のストレートさが気持ちいい。
リースしている車の乗り換えのために、今の車を査定してもらう。二十万円までの傷や汚れであればこのまま次の車に乗り換えられるが、それを超えると実費で支払わなければならないらしい。その場では二十万以内で大丈夫そうだろうとは言わなかったが、果たしてどうだろうか。この車は納車して三日くらいで傷をつけてしまい、とりあえず塗装だけはしてもらったが一部へこんだままになっている。そこがどういう査定になるか。
夜はツルヤで買い物をして家で晩酌をする。ビンチョウマグロ刺身と冷奴、めかぶを食べて七笑を二合飲む。これくらいの飲食がちょうどいいのだ。ついあれもこれもと買ってきてしまう自制の無さが恥ずかしい。
飲み終わって、改めてBUCK-TICKを最初のアルバムから聴いてみる。ゴスでもあり、ニューウェーブでもあり、パンクでもあるが、やっぱりポップにまとめ上げているそのバランス感覚が素晴らしい。『HURRY UP MODE』『SEXUAL xxxxx!』『SEVENTH HEAVEN』を聴く。まだまだアルバムは沢山ある。楽しんで聴いていこう。
小説もノンフィクションも幾つかの詩も読んだけど文が書けない。
美しい文を読んでも美しいものに言葉を与えられない。
夕空にさっと掠れた芒哉
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