Webtoon(縦スクロール漫画)動向・予測に役立つ記事のまとめ 【随時追加】 <2>
2021年の年始に、「Webtoonは日本でブレイクするか?」と題した記事を公開しました。
予想通り、Webtoon(縦スクロール漫画)が日本においてもめざましい発展を続けています。
それに伴って、Webtoonに関する記事も増えてきたため、良質な記事や気になる記事を、随時、紹介してきました。
こちらもだいぶ量が増えてきたので、
新たに、リンクをはって紹介していく場所を作ることにしました。
上記と合わせてご覧ください。
■アメコミ界の巨頭・DCコミックがバットマンをWebtoon化
漫画を世界規模で考えていく際に、絶対に考えなければならないのは、
アメコミ界の巨人・MARVELが、どう動くのか、ということです。
MARVELではないですが、アメコミ界のもう一つの巨頭・DCコミックがコミックサービスWebtoonにて『バットマン:ウェイン・ファミリー・アドベンチャーズ』を公開開始しました。
ウェイン邸に集まるバットファミリーの日常生活を描くホームコメディです。
まだ3話分の公開ですが、これは大きな影響を及ぼしそうです。
■新しいハコに合わせた新しい表現や消費形態が生まれる
マンガを読む「場所」としてスマホの存在感が大きくなっていることをまとめたYahooのオリジナル記事です。
気になる箇所をピックアップしていきます。
・従来のマンガ制作の延長でモノクロの原稿に着色しようとすると、作業量が倍になってしまう。
しかし最初からフルカラーを前提にすれば、背景やベタ塗り・トーン貼りの工程を簡略化できるので、モノクロの原稿より早く仕上げることも可能です。
描き方・作り方がガラリと変わってしまう点は、ベテランの作家がウェブトゥーンに気軽に挑戦しづらい理由でもあります。
・多数のキャラクターをヒキ(ロングショット)で見せることが難しく、少人数・顔のアップで見せる手法が今は主流です。この点、YouTubeと似ていますね。
・マンガがモノクロだったのは、大量に印刷して書店で流通させるビジネスモデルに適していたから。
・「ピッコマ」は、読みやすさだけではなく、「買いやすさ」を追求したUI・UX(見た目や利用体験)で優れています。
・マンガ雑誌の推定販売金額は1995年の3300億円をピークに、2020年までに81%減。
一方でマンガアプリのユーザー数は伸び続け、2021年度の推定広告市場規模は、2016年度と比較して359%増の280億円にのぼる
・スマホの場合、読者は1ページ単位で読むことが多いので、左ページの左下だけでなく、常に左下のヒキのコマを意識するようになりましたね。
・ウェブならではの「悪ノリ」は大事にしていきたいですね。
・ドラマ性とキャラクターで引っ張る連載マンガのスタイルは、マンガ雑誌が月刊から週刊になる過渡期に、読者の関心を毎週つなぎ留めるために生まれた、と言われています。
時代に即した新しいハコが生まれれば、それに合わせた表現や消費形態が生まれる。スマホで読むマンガも同様です。
それにしても、
こちらの記事、Webtoon以上に気になるのが「Yahoo!ニュース オリジナル記事」であること。
これほどウェブで読みやすい構成の記事がYahoo独自に作られていることを
既存のウェブメディア運営者はどう思っているのでしょう…
若干心配です。。
→ Webtoonとは直接関係ないですが、関連記事
■Webtoonを自分で作ってみました。
タテスク漫画のポイントをつかむには、自分で作ってみるのが一番の近道。
そう思って、学生時代に絵本として描いた作品を、Webtoon(縦スクロール漫画)に加工して、LINEマンガに公開してみました。
やはり、読むだけと、実際作ってみるのでは雲泥の差です。
コマ割漫画とはポイントがかなり違いますね。
非常にいい学びになりました。
LINEマンガ・インディーズ、とてもよくできた仕組みです。
作ってすぐに公開できるので、まずはさくっと作って世に出してみるのもおすすめです。
気になる記事や情報があれば、随時、追加していく予定です。
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