劣等感を抱く人は、より劣等感を抱く環境を無意識に選んでいるのかも
今回も、"自由に生きるためのヒント"というテーマで、劣等感を抱く人は、より劣等感を抱く環境を無意識に選んでいるのかもというお話です。
劣等感を抱く人は、より劣等感を抱く環境を無意識に選んでいる
劣等感を抱く人は、"こうなりたい!!"っていう理想や、"こうならなきゃ!!"っていう義務感を持っていますよね。
で、自分にできないことを平然とやってのける人に憧れて、その人たちのグループに入って一緒に行動してみたり、そこでその人たちの真似をしてみたり。
でも実は、そのことによって余計に劣等感を感じるようになって、自分を苦しめることになるんです。だって、真似をしようとしてもやっぱりボロが出るんですよ。
例えば、"NO.1じゃなきゃ嫌だ!!"というモチベーションの人たちに憧れて一緒に行動したとしましょう。その人たちは平然と寝る間も惜しんで努力したりするんですよ。で、もともとNO,1に興味ないあなたは真似するも、どこかで心が折れるか体調を崩すかして付いていけなくなってしまうと。あなたはもともと"NO,1を目指して努力する"という体質の人間ではないので。
さらに、"NO,1を目指す人"って"NO,1を目指さない人"たちのことを理解できないんですよ。すると、"あいつら結果出てないのに、なんで努力しないんだよ"といった話題になるんですね。つまり間接的にあなたも否定されると。
しかも、あなた自身も"なんであの人たち努力しないんですかねー。意味わかんない"ってその愚痴に乗ったりするんですよ。おそらくそれは同族嫌悪なんですが、"自分はあの人たちとは違う"と自分で自分を否定しちゃうんです。
こんなの辛くて当たり前ですよね。このように、劣等感を抱く人は、より劣等感を抱く環境を無意識に選び、過酷な道を歩むと。そういう人は、一緒にいる人たちを変えたら心地よく生きられるかもしれません。
自分と違う強さを持った人から離れて、自分と同じような弱さを持った人と一緒にいた方がいい
で、誰といた方がいいかというと、"自分と同じような弱さ・コンプレックスを抱えた人"です。
で、これは難しいと思うんです。それは先ほど述べた"同族嫌悪"が理由ですで、真面目で頑張り屋でストイックなあなたは、おそらく傷の舐め合いのような馴れ合いが嫌いだと思うですよ。
"無理して頑張らなくていいよねー"とかそんなダラけた雰囲気が嫌いというか。自分の弱さと戦わずに諦めちゃった人同士で傷を舐め合うのが嫌というか。
でも実は、それ以外の人間関係もあるんです。
それは、"弱さや欠点を抱えた人たちでコミュニケーションをとり、その欠点をどう克服するか、補うかという知恵を絞り、そのノウハウを皆で共有する"っていう人間関係です。
その例えとして、あなたは"朝起きるのが苦手"という人だとしましょう。
で、今のあなたはそれを隠して"早起きが得意なフリ"をしている状態です。早起きが得意な人たちのグループに入って、朝からカフェで勉強なんかして無理をしていると。で、早起きできない人たちを"努力しないやつ"と見下していると。
ここであなたがすべきことは、2つです。1つは"私は朝起きれない人間"と宣言すること。2つ目は"あなたが見下している人たちにノウハウを共有すること"です。
まず1つ目の"朝起きれない人間と宣言すること"ですが、"Ⓐ自然と目覚めちゃう人”と"Ⓑ朝は苦手だけど、6時に起きて勉強している人"のどっちがすごいと思いますか?本人はⒷであることを隠してⒶのフリをしていますけど、Ⓑの人の方がすごくないですか?笑
自分と同じように"朝起きれない人たち"はあなたのことを憧れの眼差しで見てくるはずです。"どうやってんの?教えてー!"と周りに集まってきたり。
で、2つ目の"あなたが見下している人たちにノウハウを共有する"ですが、あなたはすでに莫大な知識やノウハウを持っているはずなんです。だってコンプレックス隠すために睡眠や起床のことを調べまくって、努力してきたはずですから。今まではそれを誰にもバレないように隠してきましたが、それを全部シェアすると。これはもうヒーローですよね。救世主です。
つまりあなたはこれまで、"自分にない強さを持った人"と肩を並べようと不可能な努力をして疲弊してきましたが、"自分と同じ弱さを持った人のヒーロー"には一瞬でなることができるんですよ。
もちろん"プライドを捨てて自分の弱さをさらけ出す"ということが非常に難しいのですが。
"自分と同じような弱さ・コンプレックスを抱えた人のために生きる"という人生を歩むと私は以前決めたのですが、これは非常に心地いいんです。誰にも嘘つかず、自分も他人も傷つけず、そして感謝されるのでやりがいもあるという。なかなかオススメの生き方です。
自分の弱さを受け入れると劣等感は消える
そんな風に生きているとですね、今まで認めてくれなかった人たちからも認められるようになるんです。"すごいなー、頑張ってるなー"みたいな感じで。で、その時に気づくのが、『そもそも劣等感が消えるので、"人から認められたい"という欲も消えている』ということです。
"弱さを無くそう、隠そう"ってしていた時の方が弱さは消えなくて、"弱さを受け入れよう。弱さとともに生きよう"って考えると、弱さが強さに変わるんです。
まとめ
なので、"自分にない強さを持った人と一緒にいる"という人は、"自分と同じような弱さ・コンプレックスを抱えた人のために生きる"という生き方もいいかと思います。
意外とその方が強くなれるんですね。
ということで今回は、劣等感を抱く人は、より劣等感を抱く環境を無意識に選んでいるというお話をしてみました。
ではまた次回!
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