未来の約束【絵から小説】
雲の上できみと遊ぶの
はらはらと舞う花吹雪
積もった花びらふわふわふわり
地上へと旅立つ前のしあわせな時間
ずっときみと遊んでいたいな
はらはらと舞う花吹雪
きみとふたり花びら集めたね
花びらの山からやさしい香りふわふわふわり
きみは言ったね
地上のどこかでまた逢えるって
その時は小指を見てねって
ふたりの左の小指にハートのほくろ
花びらみたいなハートのほくろ
それがきみとわたしの目印
はらはらと舞う花吹雪
また逢おうねって約束したね
地上に旅立つ時が来たね
今もはらはらと舞う花吹雪
しばらくの間お別れだね
また逢おうねきっとだよ
ながいながい月日が経って
きみとの約束を忘れそうになるの
きみは本当に存在しているの？
もうわたし待ちくたびれそう
満開の桜が咲き乱れる
はらはらと舞う花吹雪
そこにいるのはきみなの？
左の小指にハートのほくろ
やっと出逢えたね
きみもわたしが分かったんだね
ずっとずっと逢いたかったんだよ
これからはずっといっしょだね
はらはらと舞う花吹雪
やっと叶った未来の約束
ふたりの小指のハートのほくろ
生まれる前から赤い糸で結ばれていたの
またまた、清世さんの企画、“第二回「絵から小説」“に参加させていただきます！
今回は、こちらの絵から詩を書きました。
この絵を見て、最初に頭に浮かんだのは、生まれる前の雲の上の世界でした。
柔らかな光の中、はらはらと舞う花吹雪。
積もったお花でお山を作って遊ぶふたり。
生まれ変わる前の束の間の楽しい時間。
生まれ変わっても、また逢おうねと約束をします。
ながいながい月日が経って、やっとふたりは出逢うのです。
ふたりの小指には、花びらのようなハートのほくろ。
生まれる前から、赤い糸で結ばれたふたり。
やっと、やっと、出逢えました。
あの日交わした未来の約束が叶いました。
今回も楽しく創作することができました。
清世さんの絵は、すごく引き寄せられるような、目が離せないような不思議な感覚がします。
素敵な絵で創作させて頂いて、どうもありがとうございました♡
今日も最後まで読んで下さってありがとうございます♪
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