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東京にも雲海があった!受け継がれた思い【ホテル椿山荘東京】

歴史を感じる、古き良きものを、今、私達が見ることが出来るのは、誰かがそれを大切に保存しようと思い、それがまた誰かに受け継がれて来たからなんだと、最近、つくづく思うんです。

一度行ってみたかった「ホテル椿山荘東京」に宿泊して来ました。

明治に山縣有朋公(第3・9代総理大臣)が私財を投じて建てた邸宅と庭園を藤田男爵が受け継ぎ、現在の藤田観光の運営となった歴史ある建物。

ここは南北朝時代から続く椿の名所で「椿山荘(ちんざんそう)」と名付けたそうです。

🔶東京にも雲海があった!

とにかく感動したのは、【東京雲海】!
東京ドームの2倍の広さという広大な庭園に霧が吹きだし、モクモクと雲海が出現しました!
16:00から15分おき(約3分間)の「千光のライトアップ」、特に22:30~、22:45~の2回(約10分間)の【大雲海】では庭園の3/4が雲海で覆われる大迫力!

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🔶東京のオアシス。まるで植物園!

広大な庭園では、四季折々の花や植物が植えられ、どの季節も楽しめます。

⭐【春】 100種類の椿1000本、20種類100本の桜
⭐【夏】 ツツジ、紫陽花、夏みかん、蛍の夕べ、
⭐【秋】 紅葉、冬桜、彼岸花、雅桜の落葉
⭐【冬】 椿、梅、さざんか、雪帽子を被った七福神

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🔶レトロなロビーラウンジでイブニングハイティー

夜はロビーラウンジにて、「イブニングハイティー」。
グラスシャンパン、3段のオードブルスタンド、ローストビーフ、デザートと盛り沢山!
ローストビーフって、薄いんじゃなかったっけ?
この分厚さ、ステーキでしょ!

🔶庭園に保存される史蹟・景勝

翌朝、再度庭園を散策し、歴史探訪。

まず、お部屋からも見えていた存在感のある三重塔「圓通閣(えんつうかく)」。
これは室町期の作と言われ、広島県の竹林寺で強風により大破しているところを藤田男爵の目に止まり移築されたそうです。

江戸時代・鎌倉時代の石灯籠、羅漢石、十三重石塔、庚申塔、七福神、白玉稲荷神社に樹齢500年の御神木!

「五丈滝」は、3段の滝と苔むした岩肌がすごくいい雰囲気でした。
でも、実は裏に通路があったみたいで、今回は見逃しました~。

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このような歴史的な史蹟・遺物が、何故ここに残されているのか?

🔶託した思い、受け継がれる約束

庭園を散策する前に、友人がホテルHPの中に、椿山荘の歴史の動画があるのを見付けてくれました。

庭園内の石碑に刻まれた山縣有朋の思い。
藤田男爵に譲り渡す時にも、「一木一石とも旧観を失わぬよう」と、思いを託したそうです。
「後にここに住む者も、私のように自然を守り続け、この山水を楽しむような、私の望み通りの人物であろうか。」

椿山荘は、東京大空襲で邸宅や樹木の大半が焼失する中、三重塔などは消失を免れ、再度、藤田財閥によって再建されたのです。

先日は、大阪の「太閤園」(藤田観光)に行きましたが、同じく庭園には沢山の史蹟・重要文化財などが保管されていました。

最後は、今回宿泊した、「プレミアプレミアガーデンスイート」のお部屋です!
本当にいいホテルでした。


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