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【金沢グルメ情報付き】 リモートワーカーが地元石川県でワーケーションしたら、結構よかった話。

前回、地元の石川県から上京した話をnoteに書いたところ、非常に多くの方から反応をいただいた。

北陸新幹線の開通後、若者に人気の観光スポットとなった金沢。東京から片道2.5〜3時間程度で行ける「ちょうどいい」距離感の旅行先として、選ばれているのだと思う。

2024年3月16日、北陸新幹線はついに福井まで!

2023年9月下旬。そんな地元に、ワーケーションというかたちで一週間滞在してみることにした。

本記事では、がっつり観光地を巡る旅ではなく《リモートで働きながらゆるっと金沢散歩とグルメを楽しむ》そのような滞在の仕方を提案したい。

<わたしのプロフィール>
東京都内在住、石川県出身
ライター/編集者としてフルリモートワークで働く
ぼっち力高め


金沢ワーケーションで滞在したホテル

今回わたしがワーケーションで滞在したホテルは、金沢市片町の「OMO5金沢片町 by 星野リゾート(おもふぁいぶ)」。

地元の人には「1階にスピンズが入っていたテミスビル跡地」といえばわかりやすいと思う。

<アクセス>

場所は、竪町通りをマック側から入って右手にすぐ。
バス停でいえば「香林坊(こうりんぼう)」と「片町(かたまち)」のちょうど中間地点なので、どちらで下車してもいいと思う。

ちなみにお向かいにはヤマトの営業所があるので、荷物の受け取りや発送ができて便利!

<料金>

「星野リゾートだなんて、お高いんでしょう…」
そんな声が聞こえてきそうだが、2023年9月下旬(おそらくオフシーズン)に「【5泊〜14連泊】憧れのリモート書斎プラン」で土日を含む7泊予約した場合、なんと3万円でお釣りがきた。

<エントランス>

ホテルフロント(奥)とカフェのレジは同じ並び。
ただひたすらかわいいフォトスポット。
ロビースペース。館内アクティビティなども行われていた。
ご近所マップ。周辺の観光やグルメスポットがわかる。
金沢らしいオリジナルグッズなども販売。

<ルームツアー>

わたしが宿泊したのは、ツインルーム。

ぼっちなのにツイン。
枕元のコンセントと調光。
ソファとテーブル。PC作業するには若干低め。
唯一の不満は、この付近に電源がないのが不便だったこと。
近江町市場で買ってきたおやつを食べて一休み。
棚の下には冷蔵庫(冷蔵庫には浄水器の水を入れるやつだけ)
空気清浄機&加湿器。
広くて使いやすい洗面台。
洗面台の引き出しにドライヤー(小さいけどパワフル)
ユニットバスじゃない!ゆったりしたバスタブ。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは備え付け。
水圧100点満点、ノンストレスのシャワー(最高)
なんの文句もないお手洗い。
ファブリーズ的なものは部屋にない(レンタルあり)

<アメニティ>

上記以外のアメニティは、1階エレベーター前から自分で必要な分だけ持って行く。スリッパ(100円)とルームウェア(200円)は有料なのでご注意を!

スリッパとルームウェアのお代は、木箱に入れる。
SS、Mサイズのルームウェア、スリッパ。
L、LLサイズのルームウェア。
レンタル品は、スタッフに申し出て借りる。

<その他館内設備>

  • ロッカー

  • ランドリールーム

  • アイロン&アイロン台(1台)

  • 電子レンジ

  • 浄水器

詳細は、公式サイトにて。

作業おすすめスポット(館内・OMOカフェ)

館内1階には「OMOカフェ」というカフェがあり、基本はここで作業をしていた。館内にはパスワード付きのWi-Fi完備、電源付きカウンター席あり。

いやいや、素敵すぎるでしょ。
壁を背にした席もあるので、ショルダーハックの心配もない。
ボックス席。金沢おでんのモチーフがかわいい。
照明をよく見ると、水引でできている。
夜の雰囲気。最高すぎて本当は教えたくない。
金沢らしいスイーツも。自分で絞るさつまいものモンブランが人気だった。

<朝食>

わたしは今回利用しなかったが、1,600円(税込)で朝食も食べられる。

朝食は予約不要で利用できる。
どれもおいしそう…食べればよかった。

作業おすすめスポット(金沢市中心部)

SHARE LOUNGE 金沢エムザ(シェアラウンジ)

なんと、いつの間にか金沢に2箇所もシェアラウンジができていた。今回は、市内中心部からアクセスの良いほうをご紹介。

TSUTAYA BOOKSTORE内に併設されている。

<アクセス>
金沢グルメを堪能するならここ!という観光スポット、近江町市場。そのすぐ向かいにある「金沢エムザ」の3階。バスなら「武蔵ヶ辻・近江町市場(むさしがつじ・おうみちょういちば)」で下車した目の前だ。

Kissa & Co.,(キッサアンドコー)

人気のホテル「KUMU金沢(クム)」の1階にあるカフェ。
開放的な空間でゆっくりと作業ができる。Wi-Fi、電源完備。

おしゃれの暴力みたいな空間。
日中は、この奥の席で作業している人が多い印象。
和なドリンクメニューが楽しめる。

<アクセス>
バスなら「南町(みなみちょう)」で下車。近江町市場と香林坊の間が南町なので、どちらからでも歩いて行ける距離だ。金沢駅からならバスに乗ることをおすすめする。

ちなみに、すぐ近くには観光スポット「尾山神社(おやま)」がある。

わたしの転職、ここに叶えてもらった説がある。

金沢グルメ情報あれこれ

石川に帰省したからには、おいしいものが食べたい!ということで、食べたものを写真とともに雑にご紹介。

【金沢おでん】 かなえきのちくわ

やっぱり車麩でしょ。おでんと加賀梅酒で優勝!
金沢駅構内なので立ち寄りやすい。

【お寿司】 かいてん寿し 大倉

個人的に近江町市場でお寿司ならここ!
金沢エムザのほうの入り口から入ってすぐ右手。

【お寿司】 もりもり寿し 金沢駅前店

金沢駅東口を出て左側、金沢フォーラス6階にある。
白エビの天ぷらは必食!
機械で受付して番号札をゲットしておこう。

【ハントンライス】 グリル中村屋

ケチャップライスにたまご、白身魚のフライが乗っている金沢のB級グルメ。
これはライス少なめでお願いしたので、本来はもうちょっとボリューミー。
柿木畠にある洋食屋さん。平日ランチもおいしそうだった。

【ラーメン】 8番らーめん 犀川大橋店

そこら中にある石川県民のソウルフード。片町から近い店舗をご紹介。
愛しの海老餃子がなくなるなんて、嘘だと言って…涙。これが食べ納め。

【カフェ】 angolo caffe(アンゴロカフェ)

季節のものを楽しめるのもお気に入りポイント。ラテもおいしい。
朝から賑わう、風情ある町家のカフェ。金沢駅から徒歩圏内。

【カフェ】 logic(ロジック) ※2023年10月オープン新店

ドーナツ&焼き菓子のお店がnew open!!今回は運良くプレオープンに来店できた。
21世紀美術館すぐ隣。駐車場はないので注意。

金沢のバス、Suicaほぼ使えない問題にご注意

このカラーのバス、Suica使えません。

金沢の路線バスの7〜8割くらい(体感)が写真の「北鉄バス」なのだが、北鉄バスのほとんどがSuicaなどの交通系ICカードが使えない。現状ICは、北鉄バス独自のICカード「ICa(アイカ)」にしか対応していないためだ。

この点は、観光の面で本当にイケてないと思う。

なお、北鉄バスでも2022年10月からようやく「城下まち金沢周遊バス」ではSuicaの利用が始まっている。また、JRバスや土日祝のみ運行の「まちバス」などもSuicaの利用が可能だ。

城下まち金沢周遊バスはSuicaが使える(右回りが赤色・左周りが緑色)

2024年3月には、北鉄バスはクレカのタッチ決済に対応する予定とのことだが、とにかくSuicaを使わせてくれ…という気持ちだ。

なお、金沢のバスは関東と乗り方が異なる点もご注意を。

  1. 後ろドアから乗る(現金→整理券を取る、IC→タッチ)

  2. 前ドアから降りる(現金→整理券と番号の料金を入れる、IC→再度タッチ、乗り放題券→運転士に提示)

バス停コースター、かわいすぎて購入。

金沢駅で買えるおみやげ

金沢駅内「あんと」をはじめ、駅構内でさくっと買えるおすすめのおみやげもご紹介。

ツボってしまった酒るバニアファミリー。ぐでんぐでん。
「金沢地酒蔵」は、お酒の品揃えが豊富。100円で味見できる自販機も。
スーツさんがYouTubeで紹介していた「まるごとみかん大福」おいしかった!
津幡町「もみの木カフェ」のワッフルはマストで買う。
いろんな味がある「ビーバー」の中でも、とくに好きな味。
「芝寿し」の笹寿しは、帰ってからしみじみ食べる用。日持ちは翌日まで。

ワーケーションに、きまっし金沢!

まぁ、安定の雨だったのだけど。

今回、都内から金沢を訪れてみて、おいしいものを食べながらマイペースに過ごすにはいい土地だなと感じた。

滞在中は、片町のホテルで仕事を終えたあと、21世紀美術館まで散歩してふらっと展示を見てこれたのもよかった。

夜は夜でまた違った雰囲気を楽しめる美術館さんぽ。
ちゃっかり放送大学の学割を活用。

個人事業主(フリーランス)は残念ながら対象外だが、「金沢版グループワーケーション促進事業」という、企業などが実施する3名以上で共同して行うワーケーションに対して、ひとり一泊最大5,000円を補助する制度もあるようだ。

市内には新しいホテルもこの数年で続々と開業し、先にご紹介したような、集中して作業できる場所もそれなりにある。

観光地のイメージが強いが、旅行!観光!と気合いを入れなくても、普段着でゆるっと非日常を楽しめるのが、金沢でのワーケーションだと感じた。

普段とは違う街でゆったりと仕事をしたい方は、ぜひ金沢に訪れてみてはいかがだろうか。

「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるくらい、雨の多い金沢。濡れても平気な楽な靴と、折りたたみ傘をお忘れなく。



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