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香港回想

香港が一番輝いていた時期はいつだろう?もちろん人によって異なるとは思うが、1997年までは続いていたと感じている。かつて1年ほど住んでいたまち・・・香港。通りを歩けば、いろんな臭いが漂う街でもあった。ただ、スターフェリーの上には、蒸し暑さも少し和らぐ、きれいなそよ風があったように思う。欲望、野望、希望たちが満ちていた街を、少し忘れることができた。そして恋や夢を追いかけた。そんな思いを、詩(うた)に込めて。  (写真は HONG KONG TOURISM BOARDから)

「カオルンブリーズ」

こころ乾いてた 何かが僕を呼んでいた
遠くへ どこかへ 道を探して
スターフェリー 汽笛が響く
ビクトリアから ラガーロード
いま 光たちと 誘惑の海へ
香港ブリーズ ともし火を 炎に
カオルンブリーズ 黄昏を 朝日に

すべて急いでた 心が行き場求めてた
逆らい さすらい 愛を探して
クロスハーバー 雑踏のなか
コーズウェイから コーンヒルへ
いま 摩天楼を 飛び交って出逢う
香港ブリーズ 情熱を 燃やして
カオルンブリーズ 暗闇を 光に

レパルスベイへ 二階建てバス
肩にもたれる 窓際の君
僕のこころもピークを 越えて
ただそよ風を 感じてた

香港ブリーズ 情熱を 燃やして
カオルンブリーズ 暗闇を 光に



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