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#7:上位20%の優秀層になるにはミホークを倒そうとするゾロの精神に学べ

こんにちは。突然ですが皆さんは"ONE PIECE"を読んだ事があるでしょうか?恐らく、その名を耳にした事が無い人はいないのではないでしょうか。世界トップクラスの人気漫画です。

引用元:ワンピースドットコム(https://one-piece.com/)

私にとっても人生のバイブルの一つであり、小学生から読み続け家にも単行本全巻あります(近頃は作品を見届ける目的で購入してますが笑)。
今回はそんなONE PIECEに登場する剣豪「ゾロ」から、何と戦闘ではなく仕事を学んでしまおうというエントリーです。


単純が故に強いゾロの精神

ゾロの言い放った名言

ゾロは麦わらの一味のNo.2であり、刀三本を扱う三刀流の剣士です。剣に生きる彼には”明確な目標”があります。それは世界一の大剣豪と称される鷹の目のミホークに勝利すること。そこには今は亡き親友との約束があるのですがここでは割愛。ここで重要なのは明確な目標の存在。
そして単行本7巻で偶然にもゾロはミホークと戦う機会を得ますが、結果は手も足も出ず敗北。命は助かりますが目標への高すぎる壁を身をもって知ります。

引用元:ワンピースドットコム(https://one-piece.com/)

ミホークとの戦闘での大傷も癒えぬまま、単行本10巻でゾロは魚人海賊団の剣士ハチと戦うことに。大傷が開き、死ぬほどの出血をするもゾロは倒れません。そして彼はその時こう言ったのです。

たとえ普通は気絶する程のキズでもおれは倒れちゃいけねェ
たとえ普通は死んじまうほどのキズでもおれは死んじゃいけねェ
普通じゃねェ鷹の目に勝つためには普通でいるわけにはいかねェんだ!!!

出典:ONE PIECE 9巻

そして彼が放った斬撃「竜巻」はハチを貫き、戦闘に勝利するのです(痺れますね)

ややこしい理屈を抜きにした精神

さてココでしたいのはONE PIECEトークではありません笑。世界一の強さを体感したゾロが、勝つために導き出した答えは「普通でいないこと」だったのです。非常にゾロらしくも、ある意味本質を突いた結論と思います。

  • 常人の発想

    • 具体的に今足りないWhat(何)を考える

      • 攻撃が弱い?防御が甘い?

  • ゾロの発想

    • 最終的なGoal(状態)を考える

      • とにかく普通じゃダメ

      • 「たとえ普通は〜でもおれは〜」で考える

実際にゾロは作品随一の修行家、暇さえあればあり得ない鍛錬をしています。それこそ「常人」ではあり得ない程に。

とりあえず80%と違うことをする

普遍の法則×ゾロの発想

ビジネスの世界では「20:60:20 Rule」という法則があります。

引用元:https://tsudoi-katsuyaku.com/the-2-6-2-rule

要は集団というのは必ず20%の優秀層:60%の普通層:20%の怠惰層に分かれるという法則です。これは日本でも海外でも、そして虫の世界(働き蟻の法則)であろうと共通する普遍の法則です。この法則にゾロの発想に当てはめてみましょう。

  • 20%の優秀層になる(=ミホークに勝つ)には

  • 80%と同じではダメ(=普通と同じではダメ)

  • 普通の思考にならない(=たとえ普通は〜でもおれは)

平凡な考えだと20%の優秀層になるには「◯◯スキルが必要」「◯◯な結果が必要」とWhatを考えますが、実はそれって難しい。「優秀になるには優秀なスキルを身につけろ!」と言われている様なもんです。

そんな時は「とりあえず80%側に入らないように常に立ち振る舞う」とGoal(状態)から思考してみて下さい。常に80%と違うことしていれば、当たり前ですが絶対に20%側に入れるはずじゃないですか。


どうすれば80%と違うことができるか?

私は新卒時代、大きな悩みがありました。営業だった私は、自分で作った提案書をお客様に直接説明したいのに、新卒ということもあり資料作成に留まる機会が多くモヤモヤしてました。その悩みを上長に相談した際に

社内でまだ誰も提案してない新しい商品か、提案するのが難しい複雑な商品を提案するといいと思うよ

新卒時代の上長のアドバイス

とアドバイスを貰いました。要は周囲が普段関わってない商品は説明ができないので、自分が説明するしかない状況になるということ。このアドバイスを実践して、直接お客様に提案する機会を比較的早く頂けました。

思えばその後も、リリース直後の新商品・テッキーで理解が難しい商品などには積極的に関与し「困ったらアイツに聞こう」というポジションを取る事を大事にしていました。これも一つの「80%にならない立ち振る舞い」でしょう。

そう、80%に入らない立ち振る舞いは、実際はメチャクチャ簡単なのです。何か大袈裟なことではなく、日常のほんの小さなことで常に80%側にならないように意識して行動するだけでいいのです。

ゾロ構文で具体例を挙げてみる

最後に80%にならない立ち振る舞いの例を「ゾロ構文」になぞらえていくつか挙げてみます。ゾロ構文?ナニソレ?そう。先程の「たとえ普通は〜でもおれは〜」です(勝手に命名しましたw)

  1. たとえ普通は大勢のMTGで黙っててもおれは発言する」

  2. たとえ普通はZoomOFFにする場でもおれはZoomOnにする」

  3. たとえ普通は断るお誘いでもおれはとりあえず受ける」

  4. たとえ普通はここで資料完成でもおれはもう一工夫いれる」

  5. たとえ普通は悲観的でもおれは楽観的に考える」

  6. たとえ普通は10分前行動でもおれは15分前行動する」

…と、あえてちょっとした事レベルのものを挙げましたが、本当にこんなものでも良くて、積み重ねる事できっと20%側になります(1個だけ注意したいのはダメな方向の「おれは〜」だとヤバいやつ側の20%になるのであくまでイイ方向の「おれは〜」の前提)

あなたもゾロに習って「何をすれば優秀になれるか?」から始めるのではなく「優秀になるには普通でいてはいけない」という発想から始めてみてはいかがでしょうか?

本記事は以上です。読んで下さり有難う御座いました!

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