TAISHO

大学講師。専門は、教育学、国際教育、演劇教育、コミュニケーション教育。演劇ファシリテー…

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大学講師。専門は、教育学、国際教育、演劇教育、コミュニケーション教育。演劇ファシリテーター。

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最近の記事

退院

妊娠19週2日で完全破水。23週6日目から約2ヶ月の管理入院を経て29週6日で出産。1156g。子どもはそのままNICUへ。 ーーー 8月23日、日齢89日で、ついに退院。体重3200gちょうど。 呼吸器も胃ろうもなく、身ひとつでの帰宅。 完全破水で一番心配された肺の低形成もみられないと。 いつ、どんな風に生まれてくるのか、むしろ生きて生まれてきてくれるのかもわからず不安で不安でしかたない日や、生まれてきてくれたけどたくさんの管に繋がれているわが子をみて泣きながら食

    • 赤ちゃんの尊さ

      子どもが生まれて2カ月。母になって2カ月。 産んでみて初めて知ったのは、赤ちゃんが、こんなにも他の人のケアなしには生きていけず、それなのに、完全無欠な存在だということ。 一番驚いたのは、母乳をうまく飲まないこと。 NICUでは、小さく生まれると初め点滴で過ごし、しばらくして母乳がはじまってもまずは胃に直接注入する。そして、ある程度大きくなり、さらにいくつか段階を経て、ようやく直接母乳を飲ませるように。それはNICU独特だとしても、健康に生まれてきた赤ちゃんも多くが、母乳

      • 親になること

        先日、いつものように、ベッドサイドに座り子どもをトントンしていると、主治医の先生がきて、体重が2100グラムを超えましたね、など子どもの近況をお話しされた。その後、さらっと、 右目があかないんですよね、眼の検査では眼球や視神経には今のところ異常はないので、瞼の問題かと思います。将来的には手術が必要かもしれません。と。 いくつかの問題は解決してきているものの、こうして、新たな問題が出てくる。。 右目が開かないのは、ずっと気になってだけども。。 その時点で、鎖肛の手術を受

        • 小さな小さな手

          妊娠19週で完全破水し、2ヶ月の入院生活を経て、29週6日で、1156グラムの極低体重出生児を出産。 わたしは1週間で退院。出産後も入院中は170代が出るなど高血圧が続いていたが、帰宅後は最高130を超えたことがない。 退院する時、助産師さんに、NICUに毎日来たいと思うが入院も長かったので、なるべく外出を控えること、外出も1人ではしないようにと言われる。 実際、妊娠3ヶ月から切迫流産で自宅安静、その後完全破水で安静、そして入院、と6ヶ月にわたって1日23時間はベッドに

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        • 妊娠生活
          2本

        記事

          誕生日

          先日、誕生日を家で迎えました。 誕生日はちょうど、34週0日目。 まさか出産してから誕生日を迎えてるとは、思ってもみませんでした。 完全破水するまでは。 でも、破水した時から思うと、29週6日までよくもった、と思います。 28週までは全く何の変化もなし。ものもらいになりかけたくらい。 動きがあったのは、29週。 【出産まで】 29週1日目の夕方、突然、血圧が140を超える。 29週2日目の朝5時半。教えてもらえなかったが、内臓に影響が出るレベルの高血圧。(1

          誕生日

          入院生活40日目

          --------- 妊娠19週で破水。羊水過少に。その後、自宅で安静生活を経て、22週6日目で入院。 --------- あっという間に、入院生活も2ヶ月目。 引き続き、羊水はとても少ないまま。 しかし、ありがたいことに、特に体調には変化はなく、当面の目標としていた28週に突入、妊娠後期へ! 28週1日で、893グラムと標準より小さいながら、確実に成長しています。 あっという間だったけど、振り返ってみると、色々とあったなぁ。 【25週のできごと】 ◯逆子のため、

          入院生活40日目

          入院生活4日目

          4月7日に、入院して今日で4日目。 妊娠19週で完全破水。22週6日目から管理入院。退院は、出産まで。出産予定日は8月5日。が早産になる場合が多いそう。 入院2日目に緊急事態宣言が出されました。 すごいタイミングでした、、 その影響で、夫も含め、全てのお見舞いが不可となってしまいました。。土日に色々届けてもらおうと思っていたのに。。 何よりお見舞いを楽しみたい生きていこうと思っていたので、 「次にご主人にゆっくり会えるのは退院の時です」 とサラッと言われた時のシ

          入院生活4日目

          希望と・・

          有名な総合病院から、これ以上は診られないと言われ、最先端の医療が受けられる病院へ転院に。 受付してから1時間以上待たされる。。元気そうな妊婦さんは次から次へと名前が呼ばれていくのに、なかなか呼ばれない。。 大きなお腹がうらやましい。無邪気に看護師さんと、「ボタンはち切れそうなんです、もう着られる服なくなっちゃう!」と話している妊婦さん。うう、ごめんね、小さなお腹で、、と、子どもに謝る。 先週、一度は電話で医師に「その数週で破水は考えられない」と言われたのに、診察してもら

          希望と・・

          生きている限り

          2020年夏に出産予定。切迫流産で、2ヶ月の安静を経て念願の安定期に。 オリンピックの頃に産まれるよ!と親戚にも伝えた矢先。 妊娠19週の検診(水曜日)にて、胎児の右の腎臓に多胞嚢が認められる。その時点では、羊水量は通常であり、経過観察ということに。 その検診の次の日の夜、台所で洗い物をひているとき、ピシャッと何かが出た感覚。下着が少し濡れる。尿もれ!?恥ずかしい!黙っておこうと思いつつ、就寝。 就寝中に、冷たい感覚がし、目がさめる。立ち上がり、トイレに向かうまでも、

          生きている限り