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畑から学ぶ「自由」とは何か

2021/05/09

この日の作業工程は、
・ジャガイモの発芽確認
・畝作り
・ピーマン・空豆の作付け
です。

それでは順に紹介していきます。

ジャガイモの発芽確認

この日、4月21日に種イモを植えたじゃがいもの発芽を確認しました!

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ジャガイモはイモですが、ナス科の植物です。

ナス科というと、トマトやナス、ピーマンなど、夏野菜に多い科ですね。
実を食べることの多いナス科の中でもジャガイモは珍しく茎を食べる植物です。

こんなふうに、けっこうゴワゴワとしっかりした芽が出てくるので、育てている身としては発芽がわかりやすい作物だと思います。

ほかの野菜では、これは雑草?それとも種まきした作物??と最初戸惑うようなものもあるので、そういう意味では栽培したことのない人にも始めやすい作物という気がします。

ジャガイモは意外にプランターでもよく育ちます。

一個(または半分)の種イモが、4~5個のジャガイモに増えるだけでも嬉しいですよね^^

ホームセンターではたまに、種イモを一個売りしてくれている時があるので、プランターでやりたい方にオススメです。

新たな畝作り(太陽を拝む)

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手前の植物が綺麗なんですが、これはまったく育ててなくて、菜の花とも少し違います。

今年は結局何の花かわからずじまいやったんですが、picture thisというアプリがあるのを教えてもらいました。

このアプリを使って写真を撮ると、それが何の植物かわかるようです。有料版の方が精度がいいらしく、導入検討中。

また、picture insectという虫を調べるアプリもあるとのこと。

畑に出ると、これ何の草や?これ何の虫や??ということは多々あるのですが、図鑑で調べようにも膨大すぎて萎えてしまいます。

かといって、見ているだけではその虫がどんな虫なのか、その草がどんな草なのか、さっぱりわかりません。

こういうアプリを利用して、少しずつ草や虫にも詳しくなっていけたらと思います。

さて、話が脱線しましたが、畝の形、ご覧いただけましたか?

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こっちのがわかりやすいでしょうか。

最初に作った奥の畝にまったく沿わない形の畝を作りました。

というのも、これまで知っていた知識では、畝は南北に切ると日当たりがまんべんなくてよい、というものだったのですが、ここに来て、太陽の道筋に沿って畝を作るというお話を聞き、やってみたくなってしまいました。

最初の畝には発芽したばかりのジャガイモ様たちが鎮座されているので、その畝はそっとしておいて、新しく作る畝からは太陽を拝むような形で作っていきたいなと思いました。

まだ全景が見えていないので、今後もまだまだ改良していく予定ですが、とりあえず今回はこの形で。周りで畑をやっておられる方々から奇異な目で見られていると思いますが、ヨソ者のすることはわからん、と良い感じに放置していただけると助かります。

ピーマンと空豆の作付け

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新しくできた畝に、早速ピーマンと空豆の作付け。

ジャガイモの作付けをしていた頃、近くの畑の方とお話しする機会があり、そのときに「ここの畑は豆がよく育つ、モロッコなどは食べきれないくらい取れる、イモも良い」と教わりました。

あちこちで自然栽培を学んではきましたが、土地によって気候条件、土の質、季節、育ちやすい作物などはきっと違うと思います。

遠くの師匠も大事ですが、同じくらい貴重な情報をくださるのが、そこで何十年と作物を育ててきている人の生の声。

本当はモロッコインゲンを育てたかったのですが、生憎ホームセンターに売っておらず、空豆とピーマンの苗を買ってきた、というわけです。

ただ、どちらの苗も、苗のまま放置しすぎたのでうまくいくかわかりませんが……。

トライ&エラーを繰り返しながら、少しずつ学んでいきたいと思います!

失敗を学ぶ

ゆとりど真ん中世代のわたしは、失敗体験も成功体験も少ないと自覚しています。

生まれてこの方、国が不景気になっていくところしか見ていないせいか、少しの成功は成功と思えず、失敗をする余裕もないというこれまでだったように感じています。

ですが、畑では毎日が失敗の連続。

もちろん、うまくいくようにするにはどうすればいい?と必死で調べものをしたり、計画を練るのですが、自然はもっともっと大きな循環のなかで、わたしを生かしもするし、殺しもするわけです。

その偉大さに打ちのめされる経験が増えれば増えるほど、なぜかわたしは自由になったと思います。

大阪で炭素循環農法を教わった師匠が、人には失敗する自由があるのだと言っていたことがあります。

その時はよくわからなかったのですが、畑にいるとその言葉が、とても身に染みます。

できれば成功したいし、作物は育ってほしいし、いっぱい収穫したいし、虫食いや病気とも無縁がいい。

でも、それでも失敗したとき、こんなに自由な気持ちになれるなら、それはそれで悪くない。そんな気持ちを、学んでいます。

畑に必要な本や種、道具を買うための費用や、民間信仰について調べるための遠征費などに使いたいです!良質なnote記事を生み出すためにもサポートいただけますととても嬉しいです^^