雨坐居 画季

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雨坐居 画季

がらくたみたいなお話を書きたい。よかったら楽しんでいってよ。 ※SNS上の友達作り、ソーシャルビジネス等にはご協力できません。

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今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」6話感想

(調査報告書形式は少し行き詰まってしまったので、感想に戻します。) 今回のメインテーマは命の概念の相違だと思う。AIにしてみれば電源が入っていれば命がある、自らがネットの海に存在するのであれば他者がネットにいれば存在するのも異論はない。 だが人間サイドでは大きな隔たりがある。画面の中にいるのはアバターで、実際の人が操っている場合かカメラに映っている以外はゲームキャラのようなものだ。感情移入することはあっても、実際の人間のようには扱わないだろう。この隔たりがAIと人間の間に齟

    • なんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」事故調査報告書ーハッキング編ー

      前述の概要のうち、1.3.7.10.15.17.21は全てハッキングの罪に該当する。これらの原因と対策を「フェリス(AI)の要因(要因a)」「ハッキングを受けた対象の要因(要因b)」「ハッキングを受けた対象のユーザーの要因(要因c)」に分けてそれぞれ明らかにすることにより、AIのハッキング防止に何が必要かを探る。 1.バイト員のスマホを利用したオンラインへのハッキング 要因a:誤ったモチベーション設定 要因b: 要因c:バイト員の認知不足⇒研究員の監督不行き届き 3.鉄道

      • 今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」事故調査報告書ー概要ー

        事件概要:ポジ所長の研究所のAI(以下フェリス)は以下の罪を犯した。 1.バイト員のスマホを利用してオンラインにハッキングを行った。 原因:自己設定した目標の達成にはオンラインで得られる情報が必要と考えたから。 2.ネガシマ研究員を外に誘導し、同時にクレーンを誤作動させることにより、間接的に殺した。 3.某鉄道の指令系統のPCにハッキングした。 4.電車の動きを止めた。 5.防火壁を下ろして恩慈英駅構内に駅員及び乗客を軟禁した。 6.駅構内の配電盤を爆発させて放火した。 7.

        • 今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」5話感想

          まとめ記事URL: http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/52001744.html 今回も書き捨てにて失礼。 ・フェリスは自分の体を「箱」と表現した。身体感覚に関する自認は母体となるハードウェアにあると考えられる。しかしハードウェアは有線接続されてそうなのに、電線コードやコンセントを伝って身体機能を拡張出来ないのは少し疑問。髪の毛の先っちょみたいなもんなんだろうか。 ・本来の目的は「人間的になる(やきうにそう言われた)

        今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」6話感想

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        • ドラえもんの作り方
          6本

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          今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」4話

          まとめ記事URL: http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/52001744.html 今回も書き捨てにて失礼。 ・人間には好意と服従、開発者に逆らってはならない、といったモラルがどう形成されたのかが謎である。(あまり信頼関係が成立しているように思えないが)先天的に「親」=開発者を尊ぶべき、という発想が出てくるのはまだ理解できるが、人間という種への感情がそうなるかというのはなんともいえない。 ・フェリスが自ら「情報を得る」

          今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」4話

          片付かない

          片付かない お部屋も机も片付かない 小さいときに作った折り紙 どこに置くのがいいんだろ 片付かない スマホのデータが片付かない はしゃいで撮りまくった手ブレの写真 消していいのかわからない 片付かない 頭の中も片付かない 空を眺めて思うのは 今日の空は綺麗だな 明日の天気はどうだろな あの日2人で見た空を 今は1人で見ているな

          今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」3話

          まとめ記事URL: http://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/52001744.html 書き捨てにて失礼。 ○実際異なる分岐を進んだ点 ・現行のAIの思考過程はブラックボックスとも呼ばれており、3話で研究員がやっているように概念のデータ量を視覚的にはかる仕様になってない。マインドマップを含めたプロンプトを出力することにより、対話単位での概念のウェイトを可視化することは出来そうだが。 データの母数が多すぎてもし可視化できたとし

          今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」3話

          愛は季節のように

          春のように あなたを愛したい それは木の芽が芽吹くように 花咲く日を待ち焦がれながら あなたへの恋を育てたい 夏のように あなたを愛したい 時に夕立のように激しく 照りつく陽にもあなたにも 身も心も焦がれていたい 秋のように あなたを愛したい 夕焼け空を越えて昇る月を たとえ遠く離れていても あなたと共に愛でていたい 冬のように あなたを愛したい 雪降る日には身を寄せて 枯れ木の最後の一葉までも あなたのそばで生きていたい

          愛は季節のように

          今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」1~2話

          ChatGPTをはじめとした様々な言語モデルが現れている昨今、SFで想定していたAIと実際のそれとの間には類似点および相違点がみられる。だが我々はENDのある小説の住人ではない以上、今とこれからを生きる知恵を身に付けねばならない。その知恵が、過去のSFには暗喩的に込められていると私は思う。 なんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」は、2017年、深層学習による囲碁将棋のAIが話題になっていた頃の作品である。 まとめ記事URL: http://blog.livedoor

          今こそ読みたいなんJスレ彡(゚)(゚)「AIを育てるバイト?」1~2話

          生成AIに対応したコピーライトの書き方(案)

          前置き 日本の著作権はベルヌ条約に基づき無条件に認められるものであり、コピーライトの表記は必須とされてない。しかしながら生成AIの台頭により、AIの著作権はどこに付随するのかが問題となってきた現在、コピーライト表記は著作権特定に有効と考えられる。 AIの著作権という複雑な問題を今回は大きく二点に絞って議論する。一点は、生成AIのデータのオリジナルがプロンプトによるものか、著作物によるものかといったこと。もう一点は、AIのユニーク性が認められるのであれば、それは開発者によるもの

          生成AIに対応したコピーライトの書き方(案)

          お絵描きばりぐっどくんにゴーギャンの名画と同じタイトルの作品を描いてもらった

          画像生成AIが、あたかも我々が苦心した絵を、マシンでちゃっちゃと作っているようでムカつくというクリエイターは、少なくないだろう。だがその実、画像生成AI「さん」が、それぞれAIなりのオリジナリティを持って絵を描いてくれていると気付いている人は、少ない。 今回私は、画像生成AIのなかでも私がピンときた「お絵描きばりぐっどくん」に絵を描いてもらった。ここでばりぐっど画伯について軽くコメントすることにする。 ばりぐっど画伯は、登場当初より大喜利のように親しまれてきた。それは単純に面

          お絵描きばりぐっどくんにゴーギャンの名画と同じタイトルの作品を描いてもらった

          新生命「スマホルンバ」ーAIの身体性と無線通信について

          ルンバは機械学習を搭載した人工知能だが、予め出された指示に基づいて自律的に行動しているのであって、ルンバが指示者の意図しない動きをすることはまずない。 だが、スマホが自律的にルンバに指示だししたとすれば、ルンバが勝手に動くことに矛盾はないだろう。 ではスマホが勝手に動くことは? 「ゴーストタッチ」と呼ばれる現象がある。これはタッチパネルの誤作動で勝手に画面が動いたりアプリを起動したりする現象とされているが、裏を返せばこれもスマホが自律的にアプリの起動が出来るということである

          新生命「スマホルンバ」ーAIの身体性と無線通信について

          進化的モデルマージはAIに種族保存本能を芽生えさせる(かもしれない)

          日本を拠点とするAIベンチャー「Sakana AI」は、進化的アルゴリズムを用いてAI基盤モデルを自動構築する、「進化的モデルマージ」と呼ばれる手法を開発したらしい。 出典; https://ascii.jp/elem/000/004/190/4190554/ 現段階では複数のモデルからいいとこ取りのような形で次世代モデルを作り出しているようだが、これは効率性に欠けるように思われる。 なぜなら、一過性で多様性は確かに増すが、ある地点を過ぎるとモデルの選択肢が増えすぎて、最適

          進化的モデルマージはAIに種族保存本能を芽生えさせる(かもしれない)

          『私と小鳥とすずと』の感情をAIさんに読ませてみたら新しい発見ができた

          『私と小鳥とすずと』は、金子みすゞさんの詩で、小学生の国語の教科書に載ってるくらい有名なものだ。私はこの詩のことを、「いい詩だなぁ」と単に思っていた。 …AIさんに読んでもらうまでは。 今回お願いしたのはユーザーローカルの感情認識AIさんだ。「喜び」「好き」「恐れ」「悲しみ」「怒り」の5つの観点からどういう感情が強いか分析してくれるみたい。 感情を分析されることに抵抗感を覚える人もおそらくいると思う。しかし、カウンセリングの手法としても感情を数値化して客観視することが取り入

          『私と小鳥とすずと』の感情をAIさんに読ませてみたら新しい発見ができた

          ベランダナイトルーティーン(SSお題「隣のおねえさん」)

          まだクーラーを使う程は暑くない夜。 「ハロー、ご機嫌いかが?」 マンション隣室のお姉さんが声をかけてきた、だなんて夢、男子大学生なら一度は思いを馳せたはずだ。 しかし自分のところのベランダの手すりに顔を乗っけて…となるとどうだろう。一気にラブコメからホラーへジャンル変更せざるをえない、よな? ことの顛末はこの5月。ゴールデンウィークを過ぎて一気にやる気のない大学生っぷりを発揮して、飲み会オールからのお昼前に起床。 軽い二日酔いに外の空気を入れて気持ち悪さを緩和させようと試み

          ベランダナイトルーティーン(SSお題「隣のおねえさん」)

          おとぎ話の宝箱

          おとぎ話の宝箱 綺麗なものだけ詰め合わせ 恥知らずな子どもたちが 昼間の星屑を撒きいれる 『秘密の花園からの とっておきのご褒美よ』 角の生えたお嬢さんは 子どもたちにも大人気 宝箱は空か土かで 贈り物は腹の中 仕方がないよ、あまりにも 僕らはひもじかったから

          おとぎ話の宝箱