『グランド・ブダペスト・ホテル』とウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷
このところ脳内が東欧・中欧なので、Amazon Prime Videoでウェス・アンダーソン監督の『グランド・プダペスト・ホテル』をジャケ買い的に視聴したらこれがかなりクセになる映画だった。
はじめ「ズブロフカ共和国」という架空の国設定に気づかず、ホテル内部も外の風景もどの場面とっても絵本のような不思議な映像に、え、え、こんな場所ほんとにあるなら行ってみたいけどと思っていた。構図、色使い、モチーフ…独特だなあ。
ウェス・アンダーソン監督の映画はだいぶ前にいた会社で『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』をおすすめされてDVD借りて観たはずなのに印象がほぼない…、おすすめしてくれた人のことあまり好きではなかったから申し訳ないけど流し見してたのか。なので、実質初ウェス・アンダーソン映画。
これは語弊のある言い方かもしれないが、私にとってはストーリーはわりとどうでもよくて(スピーディーで面白いけど)、独特すぎる映像と音楽のほうで非常に掴まれた。
それで、たまたまKバレエ・オプトの『シンデレラの家』公演チケットをBunkamuraのサイトで予約しようとしてたら「ウェス・アンダーソンすぎる…」という言葉が目につき、こちらの展覧会も一緒にチケット予約してしまってた。
予約してしまってから、あ、これはウェス・アンダーソン展じゃなくて、ウェス・アンダーソン風の写真展だったのかと気づき、あれー…とちょっぴり後悔したのだけれど、とりあえず渋谷ヒカリエに行ってみることにした。
『ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷』
会場すべて写真撮影OK。
写真を写真撮影ってどうなのさと思いつつ会場がカラフルで展示物が”映える”のでついついパシャパシャと。
各エリアごとテーマがあり色が違うので可愛らしかった。テーマと解説はスマホで会場のQRコードからサイトにアクセスして読める。
撮った中からエリアに一枚ずつ。とにかくお洒落。
いち押しピアニスト亀井聖矢さんが現在カールスルーエ音楽大学に留学中ってことで、これは「おお!」って反応してしまった。
この赤い「Check in, Please」エリアにグランド・ブダペスト・ホテルを再現したフロントのセットがあったけれど、フロントカウンターにカメラを置いてセルフタイマーで何度も何度も自撮りしてる人が邪魔で撮るの諦めた。
とにかく数が多くてお腹いっぱいで、正直いうと後半は疲れて印象があまりない…(中年)。
AWAというInstagramコミュニティも全く知らず、かなりポップで若者向けだったけれど、この展覧会の意図のおかげで映画を見たときに感じた「こんな場所ほんとにあるなら行ってみたい」をさらに刺激されたしリアルにある場所を訪れる疑似体験もできたし悪くない内容だった気がしてます。
映画『グランド・プダペスト・ホテル』で私が一番「イイ!」と思った”音楽”については長くなったのでそのうち別で書きたい(わからん)…。映画は1回しか観てないけれど、サントラは何度もリピートしてるです。1度しか観てない映画の場面が音で蘇ってくる、素敵すぎるこれ。
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