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#地域づくり
オーストリアの「ブドウ畑の村のプロジェクト」が5年越しに完成するとき(1)
私たち建築家は何のために、何を目指して、暮しやまち・地域の空間を提案・設計しているのだろう。その答えのひとつがはっきり見えるとき。
5年越しのプロジェクトが完成する。オーストリアにある「小さなワイン村」の集う場所・未来につないでいく場所をつくるプロジェクト。
そんなプロジェクトのタウンホールでの最初の結婚式セレモニー前日。ふと、ピアノの音がした。現場の最後のチェックと、忙しく明日のセレモニーの
オーストリアの「ブドウ畑の村のプロジェクト」が5年越しに完成するとき(2)
オーストリアの田舎の人たちは都市の人よりもさらに自分たちの地域に誇りを持っている。世界的に有名な都ウィーンなんかより、自分たちのところの方が何十倍もいい場所だと思っている。
そんな田舎の小さなブドウ畑の村に、プロジェクトをつくるためウィーンから乗り込んだ私たちの話の続き。
今までの話はコチラをお読みくださいー
タウンホールの設計コンペに勝って、喜んだのもつかの間、新村長の選挙でストップがかか
オーストリアの「ブドウ畑の村のプロジェクト」が5年越しに完成するとき(3)
5年前、タウンホールのコンペで一等をとったことから始まった私とオーストリアの「小さなブドウ畑の村」との関係。村長さんが代わったと思ったら、プロジェクトの大きさも内容も変わってしまい、設計もまた一から。二転三転して迎えた地域の人との最初のワークショップ。とうとう始まります!
まずは、よそ者の私を村の人はうけいれてくれるのか。
*これまでの話は下記をお読みください。
建築家なのに何のプロジェクト
オーストリアの「ブドウ畑の村のプロジェクト」が5年越しに完成するとき(4)
5年前のコンペから始まったオーストリアのブドウ畑の村でのプロジェクトは、「村の未来」を真剣に考える村長さんと出会い、そして村人とのワークショップへ。今回は、出来上がったプロジェクト案と、その後にまたまた訪れた危機ー地方特有の高ーい壁…
ウィーンから乗り込んだよそ者の私たちに、村の皆は、徐々に心をひらいていってくれた。議論も活発になっていった。そして…
村人たちが自分で考えた「村にとって大事なこ
「ブドウ畑の村のプロジェクト」(5終) ブドウ畑の村が広場を使い始める瞬間
新年あけましておめでとうございます。今年もウイーンからの記事、お楽しみください。
オーストリアの「地方創生」プロジェクト、最終話です!
5年にわたってオーストリアの小さな田舎で手掛けてきた「ブドウ村のプロジェクト」とうとう地域の人に披露されるグランドオープニングの日。
そんなオープニングの日の様子をここまで読んでくださった方たちにお伝えすることで、ワイン畑の村のプロジェクトのお話の最終回とさ