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エッセイタイトルウォッチング

図書館に行きました。

返す本があったので行ったのだけど、館内をウロウロしながらウォッチング。

エッセイコーナーで立ち止まる。
そういえば、ある出版物でまだタイトルが決まっていないものがあったなと。

そのコーナーをざーっと見てみる。一冊一冊でなく、ざーっと。

そのときの私が欲しているジャンルやタイトルに気が向くのだけど、特に意識していなくても目に入ってきたりする本があって。
特に棚さし=背表紙だけの陳列だと、表紙デザインは見えないのでまずタイトルに目が行くのは当然のこと。

こういうとき、タイトルって大事でもあります。
作品の顔、というか看板みたいなものですね。

本がずらーっと並んでいると、みんながアピールしているような気にさえなります。
「こっちこっち」「こっち見て」と、擬人化した本たちが脳内でときめいてたりするから、もはやそういう風に見えてきます笑。

最初は表紙デザインの手本になりそうなものをタイトルを含めて見るつもりだったけど、次第に目にとまったタイトルをメモっていってました。

エッセイコーナーで目にとまった本のタイトルを記しておきます。有名作家さんやそうでない著者さんのもごちゃまぜ、かつ順不同です。

・僕の人生散歩
・ぼくは「ぼく」でしか生きられない ー役に立たない人生論
・猫とあほんだら
・人生是、途中なり
・自由なんか見えないから言葉にした
・さよならは小さい声で
・漂うままに島に着き
・その世界の猫隅に
・オトナのたしなみ
・日々是 混乱
・よきことはカタツムリのように
・人生 気のせい 人のせい
・「いい加減」で生きられれば
・コーヒーと随筆
・みずいろメガネ
・今日は、自分を甘やかす
・随筆集 一私小説書きの独語
・マリコ、炎上
・マリコ、カンレキ!
・マリコを止めるな!
・人生の色気
・東京プカプカ
・金魚のひらひら
・ぐうたら上等
・新種の老人 とーやまの思考と暮らし
・なんだかなァ、人生
・ブスの自信の持ち方
・あさってより先は、見ない
・ひとり達人のススメ
・本当はちがうんだ日記
・ひとりでいいんです
・おかんの昼ごはん
・さっぱりと欲ばらず
・まいにちを味わう
・奇妙な星のおかしな街で
・バイリンガル・エキサイトメント
・どうせ、あちらへは手ぶらで行く
・地球のはぐれ方
・上を向いてアルコール
・電池以下
・心に湯気をたてて
・三角でもなく 四角でもなく 六角精児
・うつぼのひとりごと
・きょうはそういう感じじゃない
・おばさんの金棒
・世間のドクダミ
・女の悩みはいつもマトリョーシカ
・サラダ好きのライオン
・レモンパイはメレンゲの彼方へ
・不寛容な時代のポピュリズム
・七つ空、二つ水
・ココアどこ わたしはゴマだれ
・ワタシは最高にツイている
・力をぬいて
・死ぬ気まんまん
・今日でなくてもいい
・いまだ、おしまいの地
・こころの四季
・まいにちは、クリスタル!
・はやく一人になりたい!
・ざらざらをさわる
・咳をしても一人と一匹
・散歩本を散歩する
・きょうもまた好奇心散歩
・にがにが日記
・バッグをザックに持ち替えて
・明日も、たぶん元気
・夜ふけのなわとび
・ママ、遺書かきました
・長くなるのでまたにする。
・穴が開いちゃったりして
・ピンヒールははかない

まぁ、我ながらこれだけよくメモったよな~笑
申し訳ないけど本文は開いていません。表紙はどんな雰囲気かなと思って一緒に見ましたが。

しかしながら、どれもひらめいている感じです。
普通っぽいフレーズでもひらがな、カタカナ、漢字のどれを使うか、「、」や「  」で区切るかくくるか、話し言葉なのか体言止めなのか、アンニュイなのかユーモア系なのかシュール系なのか、ポジティブかネガティブか、などなど中身によってタイトルのつけ方も違ってきますよね。

また、タイトルだけを見て察しがつくのもあれば、逆にタイトルの意味を理解しにくく中身が想像つかないものもあったり、普段使わないようなかけ離れた言葉の組み合わせだったりして、それぞれに面白いなーと思います。

上にあげた本も、どういう経緯や理由でタイトルをつけたのかな、結構悩んでつけたのかな、インスピレーションで決めたのかな、何人かで決めたのかな、なんて想像するとまた楽しい。

言葉は無数にあるけれど、それを組み合わせたらさらに無数のフレーズが出来上がるわけで。

今回はエッセイ本だったけど、小説や教養本、実用本など他のジャンルでも見てみると面白そう。

そんなこんなでタイトルをさんざんウォッチングしたあとは、今回は個人的に次の2冊を借りました。

「ひとまず上出来」(ジェーン・スー著、2021年、文藝春秋)
「タイトル読本」(高橋輝次 編著、2019年、左右社)

ジェーン・スーさんのは単に息抜き用で読みたいのと、「タイトル読本」は仕事上何か参考になればということで。

「タイトル読本」
(高橋輝次 編著、2019年、左右社)


「ひとまず上出来」
(ジェーン・スー著、2021年、文藝春秋)


これらの本を読む前にまだまだ読んでない本や読みかけの本が何冊かあるんですけどね。
ドラマも見たいし、さてさていつ読もうかな。

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