新事業をスタートさせて思うこと。〜事業に責任を持つことと、仲間に責任を持つこと〜
どんな事業をやるのか。
令和3年2月1日。
「3、2、1・・・!!!スタート!!!」
演技のいいタイミングで、新事業をスタートさせました。
ー事業概要ー
介護事業部としての新しい挑戦として、「ケアマネジメント事業」に参入することとなりました。
構成メンバーは全て内部育成により、スタートアップフェーズでの採用はしていません。
構成メンバー
・管理責任者:木塚俊介(元弊通所介護事業所管理責任者)
・経営管理、事務、採用、その他:ミヤケユウヤ
"べき"ではやらないと決めた。
事業立ち上げの話が具体的に持ち上がったのは昨年の春頃でした。
ミヤケ自身が色々な動きをしている中で数年前にケアマネ(正式名称:介護支援専門員)の資格を取得していた木塚から打診がありました。
すごく嬉しかったです。
木塚は年上の先輩ですが、それ以上に僕にとっては最高の仲間だと思っています。
そんな仲間が「新しいことにチャレンジする」ってのは、なんともいえずワクワクします。
昨年春から本格的に着想し、一年弱かかってしまった理由を少しだけ書きます。
僕たちがこの事業への参入を目論み始めていた当初、頭の中に会ったのは、
・制度上、今しか開設ができない(できる可能性が低くなる)
・「介護事業部」と名乗っているのに、デイサービスしかやっていない
・ケアマネージャー の数が近隣で減少しており、”やった方がいい”
そんな理由ばかりが浮かんでいました。
読んでおられる方の中にも、事業をやっていたり、何かチャレンジされたりしている方もいらっしゃると思いますが、上記の理由はマジでカッコ悪いです。
カッコ悪いというか、「べき論」ばかりで、目的も意義もはっきりしていませんでした。
そんなことならウチでやらなくても、どこかやってくれそうな優秀な会社に投資した方がよっぽど社会貢献できます。
事業開始にこぎつけるまでもちろん採算計画や人員配置計画など、めちゃくちゃ頭を捻って捻って考えましたが、
一番時間を使ったのは、
「何のためにこの事業をやるのか」
を言語化することでした。
〜した方がいい
〜すべき
ではなく、
僕たちが「したい・やりたい」を心の奥底と対話しながら言語化していきました。
ミヤケの意志さえあればいい。
↑って書きましたが、額面通り受け取らないでくださいw
僕の意志だけでいい!という意味ではなく、
この事業に向かわせる僕の意志を明確にし、
それを圧倒的に大きくしていくことこそが需要だと考えました。
回りくどく書きましたが、
「自分の事業であり、自分が責任を持つ」と明文化し決めることを目指しました。
「べき・〜方がいい」なんてだめだ!
というのも、一つの「べき論」です。
そうではなくて、
自分自身は何がやりたくて、そのためにどんな道筋があって、
今できることの中では何があるのか。
自分の心の奥底と対話して、意志を確認していく作業でした。
責任はやっぱり、やっぱり"痛い"笑
表現の仕方がとても難しいですが、夏が過ぎた頃、この事業のパートナーである木塚にあることを言われました。
自分の意志を固めつつ、それをzoomで共有していた時のことです。
「ミヤケくんが”やれ”って言えば、めちゃくちゃ頑張れる感じがしてるんですよね〜」
ほろ酔い気味の表情からは、僕にしかわからない雰囲気・オーラを感じました。
「じゃあ、、やってください!w」
そうして、事業自体の責任をミヤケが持ち、木塚さんが執行の責任を持つという、なんとなくの役割分担をしてスタートを切りました。
早速僕は事業計画や採算計画を立てました。
その中には採用やマネジメントについての内容も盛り込み、「結構いい出来じゃんw」と自信を持てるような提案資料が出来上がりました。
最初の役員会での提案の日、楽しみ過ぎて他の仕事が手に付かないほどでした。
”いやあ〜今日が一区切り、いよいよ僕らも大きくなっていきますね!”
なんて木塚さんに言いつつ、迎えた役員会。
事業計画および採算計画をプレゼンした僕に、容赦ないツッコミの嵐・・・
うちの役員は怖くて厳しい・・・訳ではなく、というか怒られてはいないですw
そうではなくて、僕の作った計画書があまりに酷いものだったのです。(今見返しても恥ずかしいくらいにw)
売上の見通しが甘すぎるし、MAXよりもminの方が利益が高くなっている(採用・人件費が大きなファクターなのである程度しょうがないんですが)など、それはそれは散々なものでした。。苦笑
ひと通りのツッコミを受けた僕は、苦笑いしながら、大声で「次回までに必ずやってきます!!」と言うくらいしか見つかりませんでした。
いやあ、スタートからこの有様・・
「責任は僕に・・!」
「やってやりましょう!」
などと息巻いていた数週間前の自分に喝を入れたい気分でしたw
ただ、その出来事は、ある種コンフォートゾーンであぐらをかいていた僕にとっては新鮮すぎる刺激でした。
楽しかったんです。
もちろん、仲間の、役員の大切な時間を使ってのプレゼンだったので、”楽しい”ってのは社外の方から見れば不適切かもしれませんが、
めちゃくちゃ楽しかったです。
多分入社してからの出来事でトップクラスに。
成長できる。
正直、感情や理性が動いてないかと言われれば嘘ですが、
”これは成長するぞ・・僕・・!”と思うとウズウズと武者震いがしてきました。
仲間の輝く姿が嬉しい
そんな波乱のスタートを切った訳ですが、何度も何度も沢山の方々に協力していただき、なんとか事業計画を承認してもらい、走り出すことができました。
行政からの認定(行政への指定申請・認可)を受けるまでにも色々ありましたが、そこは我がリーダーの木塚の見事な立ち回りによりクリアすることができました。
そして記念すべき令和3年2月1日。弊社居宅介護支援事業所開設の運びとなりました!
立ち上がってからも色々と巻き起こりましたが、その中で一番嬉しかったのは、管理者兼常勤ケアマネジャーの木塚が生き生きしていることでした。
これまで務めていた弊社デイサービスの管理者業務とは異なり、多くの関係者と連携を取り、コミュニケーションも密にする必要があります。
プライベートでもコロナ前までは居酒屋で仲良くなった人とお出かけしたり、BBQを企画したりと、人間関係を良好に保つことにおいては天才的な才能がありました。
その才能が、ケアマネジャーの業務で見事に開花しているようでした。
初日からどんどん色んな施設に出向いたり、色んな関係者の方とオンラインオフライン問わずコミュニケーションを取ったりと、水を得た魚のように回遊しています。
仲間が生き生きしている姿を近くで見ていて、僕はたまらなく嬉しい気持ちになります。
これまで一緒に働いてきて、どんなふうに働きたいのか、どんな存在でいたいのか、なんとなくですが感じていたので、尚更、「多分楽しいんだろうな〜」と思っています。
先日、初めての週報を行いました。
「今、楽しいんですよね〜」
「語弊がありますけど、”仕事”してる感じがしなくて、、色んな人と会って、仲良くなって、コミュニケーションを取って、まるで”居酒屋”のノリというか、それに近いんですよね〜」
これから、僕は一番近くで仲間の輝く姿を見ていたいと思いました。
決意表明。
さて、今回居宅介護支援事業をスタートしたわけですが、
これで一旦ゆっくりと・・・なんて思っていません!
もちろん、やるべきことはしっかりと腰を据えてやっていきますが、次の挑戦に向かう準備はできています。
というか、今回の事業をスタートする前から、次のステップまで描いていました。
「介護に関わるメンバー全員が幸福で調和し、高齢者福祉の進歩発展に貢献する」
僕たちの事業理念です。
この理念の実現のため、デイサービスでは組織づくりに力を入れ、居宅介護支援事業への参入で在宅介護を包括的に学び、
そして、次のステップへと進んでいきます。
介護保険内外問わず、僕たちのできること、僕たちのやりたいことを実現し、仲間と笑顔になることが、サービスを受けられる高齢者の皆様やご家族様・関係者の皆様が幸せでいられるために必要だと信じています。
次の成長を必ずお約束します。
定性的にも定量的にも、介護事業部を成長させます。
そして、
ミヤケはその事業部を導くリーダーとして誰よりも成長し、メンバー一人一人を誰一人として見過ごすことなく寄り添い、大きな推進力となることを誓います。
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<おわり>
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Youtube
note
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。