見出し画像

超守備的な「やりたい」が仕事を楽しくさせる

”好きなことを仕事に!”

なんてことは言いません。
自分の好きなことを仕事にするのに抵抗がある人や、”なんか違うんだよね〜”と思う人がたくさんいるのも事実です。
もちろん本人たちのマインドブロックもありますが、それでも「好きなことを仕事にしなよ〜」と言い続けるのは野暮に思えてきます。

「好き」と「仕事」

”好きなことを仕事にする”って、結構パワフルというか、暑苦しい言葉に聞こえませんか?
最近、ホリエモンとかの界隈のインフルエンサーが言っていることもあって、「カッコ良さそうだけど、なんか自分にはムリそう・・・」

SNSなんかを見てると、「好きな〜」系のインフルエンサーは何だかキラキラしているし、なんか凄そうだし。
てか、そもそもその、「好きなこと」が、なんかカッコいい感じのやつだし、皆んなが求めていそうなことだし。

とてもハードルが高そうですよね。

「好きなことを仕事にしなよ!」と言われても、「できないよ!」と言いたくなります。

すっごい難しそうです。

でも、自分もあんな風に楽しく働きたい・・・

そんな時は、「好きなことを仕事にする」を、

「好き」と「仕事」に分けてみましょう!

「好き」なことはありますよね?
趣味でもいいし、アニメでもゲームでも酒を飲むことだっていいんです。

「仕事」はありますか?
いわゆるサラリーマン的な仕事でもいいし、アルバイトでもいいし、家事だっていいんです。

「好きなことを仕事にする」
という言葉が、とても高いハードルに感じたのに、
「好き」と「仕事」に分けた途端、急に自分との距離感が近くなってきていませんか?


「仕事の中で”好きなこと”をしよう」

「好き」と「仕事」を分ければ、自分にとってコントロールしやすく感じてきます。

”でも、分けたはいいけど、結局のところ「好きを仕事にする」にはなってない気がする・・・”

そうです。なってないです。

「好きを仕事にする」はとてもハードルが高く感じる。
だから、「好き」と「仕事」にあえて分けてみました。
そして、次は、その「好き」と「仕事」それぞれを見てきたいと思います。

「好き」を「仕事」にするのは、難しそうですよね?
”そもそもそんな仕事ないじゃん”
”どうやってお金稼ぐの?”
そんなことを言う人に出会ったのは1人や2人ではありません。
かくいう僕も悩んでいた時期もあったし、今だに悩みながら進んでいます。

では、

「仕事」の中に、ほんのすこしの「好き」を見つけることはどうでしょう?

できそうじゃないですか?

”え〜!でも、上司嫌いだし、仕事楽しくないし、なんかこう、上昇している感じもないし・・・”

そんな、難易度の高いことを言ってるんじゃないんです。

自分だけがこだわりを持ってやっていること。
誰も気づいていないかもしれないけど、”これがやりたい!”って思えるものはきっとあるはずです。

上司に資料を渡す時に必ず両手で丁寧に渡す。
トイレに入ったら必ず少しは掃除をしてから出る。
同僚のゴミを積極的に捨ててあげる。
飲み会には必ず参加する。

そんなことでいいんです。

難易度が高く感じず、自分が自然体でいられる。

それこそが「好き」なことなんです。

家に帰ってゲームをしたら漫画を読んだりしている時、
「よーし!頑張るぞー!」って思わないでしょ?


誰にも頼まれていない”色ぬり”

誰にも気づかれないかもしれないけど、自分のこだわりを、やりたいことを、「好き」なことを、実現する。

そんな場面に先日遭遇しました。

スクリーンショット 2020-03-17 11.13.50

この写真は、僕のデイサービスに掲示してあったものです。

先日、三日ほど現場に出ていなかったので、みんなに会いに行ってきました。(ただの寂しがりや)

うちのデイサービスでは、メンバーが有志で「ドリンクイベント」を開催してくれています。
仕入れ値や固定費の計算なんかもしてくれるので、経費最小で利用者さんにも負担なく楽しんでもらえるので好評です。

今回のイベントは、「白桃カルピス」。

そのチラシが掲示してあります。

”綺麗なチラシだなあ〜”なんて思えながら、寄って見てみると、

ん??
これ、塗ったの??

他のメンバーに聞いてみると、
「なんか、多分〇〇ちゃんが塗ってると思いますよ!綺麗ですよね〜」
と言っていました。

もちろんチラシに色ぬりをする、なんていうルールはありません。

気づいている人もたくさんいると思いますが、気づいていない人もいると思います。

でも、これを作ってくれたメンバーは、多分、「好き」だからやったんでしょう。

ちなみにミヤケはこういったことに「好き」を見出せないので、多分やりません。

僕にとっては「好き」ではないかもしれないですが、メンバーにとっては「好き」なことなんです。


仕事の時間、全てを「楽しく」「好き」で溢れさせることは、全員にできることじゃないかもしれません。
でも、
それができる環境づくりと、個人個人が「ほんの少しの好き」を見出すことはできます。

ホリエモン的な発想からすれば少々「守備的」に見えるかもしれませんが、たしかにメンバーの「好き」は実現されています。
そして、その範囲や行動が少しずつ、本人も気づかないくらいゆっくりと進化していけば、やがて「好きなことを仕事に”してしまっていた”」ことになるかもしれません。

その話はまたいつの日か書きます。


<終わり>

Twitterやってます!



YouTubeチャンネルやってます!



シニア向けスマホのサポートやってます!


チームのあれこれはこちらのアーカイブから!



スマホ教室のノウハウ・日常を全て公開しています!



カバン君のアーカイブがこちらから!


シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。