エバンジェリストの継承〜終わりの始まり〜
”エバンジェリスト”
ー理念、考え方、歴史を伝える存在。
どんな組織でも、どんな介護施設でも「エバンジェリスト」は存在しています。
ただ、その役割は時に影に隠れがちです。
・ベテランお局さん
・”声の大きい”おじさん
・知識至上主義の若手
とりわけ介護施設では、
・時間軸で業務のほとんどが動き
・中長期的経営の見通しをメンバー全員で話す機会が少ない
・業務主義の近視眼的働き方
などの多くの理由により、「エバンジェリスト」的な役割は影に隠れまくっています。
*
これまで、うちのチームではミヤケがその”エバンジェリスト”の役割を担っていました。
採用面接や取引先との面談の際、会社や介護事業部の成り立ち、目指しているものなどを語ってきました。
現場メンバーにも折に触れて伝えてきました。
あえて否定的に言えば、その役割は「僕にしか」できない役割であるという認識が、僕自身にもメンバー間にも不文律的に共有されていました。
僕も完璧な人間からは程遠いので、伝え方で衝突したり、うまく行かないこともたくさんありました。
*
潮目が変わったのは2年半前。
ある女性メンバーが入社しました。
昨日書いたばかりですが、
彼女の入社こそが、我がチームにとっては大きな出来事でした。
ちょうど先日、管理者キヅカさんと飲みに行った際、彼女の話になりました。
「うちのチームの歴史を語る時、”彼女以前、彼女以後”って語れると思うんですよね〜」
「確かにね〜そう思うよ〜!」
そのくらい僕たちチームにとっては大きな出来事でした。
真面目で、業務も抜け漏れなくこなしてくれる。
しかし、僕たちが彼女に惹かれた理由は、別にありました。
それこそが、
「エバンジェリスト」になりうる。
ということでした。
入社当初の彼女は、「想い」はあるが、「言語化」が苦手な印象でした。
そのため、入社してしばらくの間、僕は彼女と頻繁に面談をしていました。
彼女自身が抱えている想いを一緒に言語化したり、彼女自身に言語化してもらったりしていました。
僕の”決心”が決定的になったのは、一年半ほど前、
彼女が滔々とチームメンバーについて語ってくれました。
その内容は、とても言葉が洗練されていて、しかもよく見えている。
愚痴なんかを挟む余地もなく、メンバー一人一人に対する愛情や”大善”も感じる。
”ここまで来ていたのか・・・”
この時点で、ミヤケの役割が早々になくなることを確信しました。
僕よりも、彼女にいてもらった方がチームとしていい選択になる。
*
”もう、僕じゃなく、あなたにチームのエバジェリストになってもらいたい”
先日彼女とこんな話をしてきました。
いよいよ、始まります。
*
<終わり>
Twitterやってます!
YouTubeチャンネルやってます!
シニア向けスマホのサポートやってます!
チームのあれこれはこちらのアーカイブから!
スマホ教室のノウハウ・日常を全て公開しています!
カバン君のアーカイブがこちらから!
シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。