数ある『スマホ教室』がスケールしない理由。
ライフワークとして始めた『シニア向けスマホ教室』ですが、
ちょうど一年になりました。
シニアをアップデートする!!!
みたいな、壮大な夢を掲げてはじめました。
思っている通りというか、良い意味で想像を越えて、素晴らしいコミュニティになってきています。
ただ、ふと考えてみると、、、
"これ、誰でも出来るんじゃ。。??"
と感じるのです。
要するに、
・僕より教えるのが上手い人。
・僕より高齢者の方とお話するのが上手い人。
・僕より時間がある人。
・僕より沢山の場所でできる人。
人ではなくても、団体や会社なども含まれます。
"あれ??なんでやってないの??"
今日は、僕なりに経験したり、考えたことを書きたいと思います。
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①【時間がかかる】
あくまで、僕がやりたいこと・目指したいことを前提とすると。
スマホ教室→コミュニティ。
の文脈でやろうとすると、
とにかく時間がかかります。
今でこそ、25人ほどのLINEグループに、
『次いつ集まりますかー!』
って投げると、数分で10人くらいからアツーい反応を頂きます。
ただ、そこにいくまでには、多くの壁がありました。
以前書いたかもしれませんが、
まず、信頼。
先生としての信頼ではなく、人としての信頼です。("近所のお兄ちゃんになる"的な表現をしたと思います)
次に、知識共有。
そして、楽しむ。
最後に、"一緒につくる"
割と高齢者の方に好かれやすい僕でも、一年かかりました。
この春から別の場所でもやりますが、
自治会さんには、
"半年〜1年はかかると思って下さい!"
とお伝えしています。
もしこれを、
大手携帯会社さんや通信会社さんがやろうとすると。。。
コスパが悪い!
ボランティアどころか、
準備や当日の運営に人件費がかかり、
半年やっていくだけで、かなり削られます。
しかも、
コミュニティへの想いを持った人材がどれだけいるか?
という問題も出てきます。
(大手企業の方!俺にコミュニティの仕事を!笑)
②【マネタイズを急ぐ】
"時間"にも関係するところですが、
この活動は、儲からない"ように"見えます。
人件費は垂れ流し。
一定のクオリティを担保するための準備。
集客コスト。
そんな時、
大手の会社さんが、『スマホ教室』を開催する時に、必ずと言っていいほど実施するのは、
自社製品、サービスへの誘導
です。
"え?当然でしょ笑"
と考えてしまいがちですが、
これが大きな落とし穴だと思います。
【シニアのスマホに対するイメージの実態】
高齢者の多くの方は、
スマホやその販売店を『怖がって』います。
"何を言われているのか理解できない"
"いらないサービスを付けられる"
"聞きたいことを教えてくれず、優しくない"
"そもそも販売店への心理的ハードルが高い"
といった意見が大半を占めます。
そんなイメージを持った会社や販売店がスマホ教室を開催しても、
高齢者の心の中は"なんか怪しい"
となります。
信頼をスルーして、マネタイズに繋げることは、
『コミュニティ』にはなりません。
結局のところ、"長いお付き合い"にはならず、
顧客は逃げていきます。
一部の顧客が何かしら契約してくれれば、利益が出るような構造になっているんでしょうが、
それで信頼になるでしょうか?
(そうなっていないことを切に願います。)
批判はこのくらいにして、
僕は、マネタイズを急がず、
コミュニティ自体が何かしらの経済圏になるのでは?
と予測しています。
(めちゃくちゃコケたら笑って下さい!)
今回は、
①時間
②マネタイズ
について書きました。
しかし、スマホ教室コミュニティには、僕にもまだ見えていない姿や夢が詰まっています。
また感じたら書きたいと思います!
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シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。