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別れのテープ


~~~この記事は、3月末に離任した職員によるものです。~~~


今年もこの時期がやってきました。離任の船の中で書いていますが、別れは寂しいものですね。


1. 島のために

支庁の職員は、おおむね2〜3年しか島にいられません。だからこそ、島にいる間は島民のみなさんのために何ができるかを最優先に考え、島民に寄り添った仕事をするよう心がけています。

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(職場の風景)

支庁の仕事は、島のためにという目的が明確で、その成果も目に見えて現れて実感できるものが多く、とてもやりがいのある仕事だと思います。

このコロナ禍において、産業課ではチーム一丸となって、前例のない様々な取組にチャレンジさせていただきました。noteを活用して三宅島・御蔵島を多くの人に知ってもらおうという情報発信もその一つで、紹介する記事の内容も「親しみやすさ」を心掛けているところが特徴です。


2. 三宅島・御蔵島ファン

筆者もこの2年間、島のみなさんから多くのことを学びました。時には議論を交わし、時には叱咤激励を受けることもありました。

ただ、そういう時に島民の方から共通して感じられるのは、島に対する深い愛情です。支庁の職員は、その重みを感じながら、期待に応えようと日々努力しています。

島を離れてからは、我々帰任者にとって三宅島・御蔵島は、ただの地名ではなく、大切な思い出の場所となります。多くの職員がずっと三宅島・御蔵島ファンであり続けることでしょう。


3. 別れのテープ

後ろ髪を引かれる思いで三宅島を出航し、東京に向かいます。紙テープでの別れは島の素敵な風習です。

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見えなくなるまで手を振り続けます。

仲間にも恵まれ、楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。在任中に関わったすべての人に、感謝の気持ちでいっぱいです。

※切れたテープは回収しています。


4. 出会いの季節

春は出会いの季節でもあります。新たな職員を迎え、また一年がスタートします。
これからも三宅支庁産業課を温かく見守っていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

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