日本を滅ぼす研究腐敗――不正が不正でなくなるとき(13) 2章 「O教授の“丸写し“発覚する」2 三宅勝久(ジャーナリスト) 2024年7月20日 21:39 ¥500 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 あきれたことには、私の誤記まで忠実に転写している。私が書いた上の文章のうち「2012年度」とあるのは、じつは「2011年度」の誤りだ。その点について、O氏の『奨学金が日本を滅ぼす』でも、「2012年度」と同じまちがいをしている。オリジナルのデータをもっていればまずあり得ないミスだ。失望とも怒りとも言いかねる複雑な感情にとらわれ、とても冷静でいられなくなった。 小豆島から岡山に戻った。頭の中はO教授の「盗用疑惑」でいっぱいだった。非難したかったが、ひとまず我慢して、まずは事情を聞くことにした。 ダウンロード copy ここから先は 2,722字 ¥ 500 購入手続きへ ログイン #奨学金 #盗用 #日本学生支援機構 #研究不正 #中京大学 #奨学金問題対策全国会議 この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか? チップで応援