日本を滅ぼす研究腐敗――不正が不正でなくなるとき(10)1章 「奨学金問題対策全国会議」入会拒否事件 4


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 2016年1月某日、私は奨学金問題対策会議を退会することを決意し、次のようにあいさつ文を全国会議のメーリングリストに投稿した。

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(前略)
 私の選択は、愛想をつかしたとかそういう類ではないことをご理解ください。一括請求の問題がなかなか「対策会議」で取り上げていただけないので(努力されていることは承知しています)、これ以上対策会議にいたばあい、「なぜ対策会議は一括問題を取り上げないのか」と私が指摘された際、いちいち言い訳をしなくてはなりません。いっそ組織を離れたほうが気楽に発言できるし、批判すべきが批判できる、そのほうが事態の改善にはよいだろうと判断したわけです。

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