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一人三役

今年に入って自分自身の状況が大きく変わってきた。
個人事業でのコーチ業に加えて、3月から再就職。企業人として生産体質強化と組織変革の中核を担い、組織内でもコーチング対話を始めた。これに加えて、昨年5月から勉強を始めたキャリアコンサルタント。昨年11月の試験は失敗したが、2回目の試験で合格。6月に登録証が届いた。

元はと言えば、コーチとして個人事業を展開するうえで「傾聴の強化と差別化のためのキャリコン資格取得」というシナリオだった。
クライアントのいろいろな変革の活動に伴走することは、クライアントのキャリアを考えることにも繋がる。なので、「キャリアを考えるサポートもできたらいいな」からスタート。世の中、そんなに甘く考えたらあかんですね。

キャリコンの資格取得に向けた研修先に選んだのは関西カウンセリングセンタ。
ここの研修はカウンセリングに重点を置く傾向もあって、キャリア上の悩みの話を聴くことに意識が向いた。

キャリコン資格取得後、今の職場を見渡して気づくのは、業務プレッシャーや組織内のトラブルで悩みを抱える人の多いこと。中には心が折れそうな人も。
研修としてのロールプレイは経験したが、実際場面はもっとシリアス。新人キャリコンには荷が重い。なんせ、私との対話がクライアントの人生に影響を与えるのだから。
研修先の講師先生とコンタクトして相談したり、勉強会を紹介してもらったり。悩みを抱える人たちの受け手になるべく、更なる勉強を始めた。

クライアントと向き合う活動が中心の個人事業に対して、就職して組織に属して活動することは、自身へのインプットを常に持つことであり、ありがたい。
組織の主体者として活動しつつコーチングも継続することで自分自身の成長にもつながる。キャリコンもこうした一連の活動の延長線上にあると思っていたのだが、現実の難しさに気づいた。

再就職先での私の役割は、モノづくり改革。生産上の改善や組織の仕組み改革をコーディネートする役割。言わば、改善活動の活性化のためにチームメンバーの背中を押す。強力な活動にしようとすれば、押すのではなく背中を蹴とばすことが求められる。
もう一つの役割は、コーチ。コーチング・マネジメントや1on1を通じて、チームメンバー各人の目標やゴールに向けた伴走役。活動のアクセルを一緒に踏み込む役割だ。
更に加わった役割が、キャリアコンサルタント。カウンセリング寄りの活動として、組織内のメンバーの仕事上での悩みやストレスを聴き、時としてブレーキを踏む手助けをしなければならない役割。

 (1) 背中を蹴とばす
 (2) アクセルを踏む伴走者
 (3) ブレーキをアドバイスする

果たして、これらの一人三役は成立するだろうか?
いや、成立させねばならない。
ならばどうする?

悩ましいけれど、チャレンジングな日々が私を待っている。




最後までお読みいただき、ありがとうございます。




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日々精進、自己変革中のコーチです。
興味を持って頂けましたら、こちらまで --≫ coach.miyake1959@gmail.com




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