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一喜一憂しないでできることをやる (vol 145)

「うまくいった」「今日はバッドデイだった」

毎日の生活の中で色々な数字を目にします。

特に最近は、コロナの新規感染者の数やワクチン接種の状況に、安心したり不安になったりします。会社の中でも、不良数の情報を見て渋い顔になったり笑顔になったりしています。

街の感染者が減ったといって、防疫の手を抜くことはできません。
不良が多発した日に腐っても仕方ないし、昨日は不良がなかったと、決められたルールを少しばかりショートカットして許される訳でもありません。

ものづくりをする私たちは、昨日がどのような結果でも、

今日はまた新しい1日。

気を取り直して、あるいは気を引き締めて過ごすだけです。

実は、頭ではわかっていても、
不良が出た翌日はみんなカリカリしているのが分かります。私も含めて誰もが「チェック、チェック」と声高になります。一方「昨日は良かった」となれば、品質のことをマネジャーもあまり口にしなくなります。

悪い言い方をすれば、これって
マネジャーが古新聞を読んで一喜一憂しているのと同じなんです。
「いつでも品質第一」の文化を作るには、昨日ではなく、今日が大切。

私たち駐在員が心掛けるのは、

「今日もベストを尽くそう」

と、笑顔で、同時にクソ真面目に呼びかけ続けることです。

一見無責任なように聞こえるかもしれません。もちろん、悪かった日の分析は必要でしょう。しかし、数字がどのような状況であったとしても、

「私たちができること」が変わるわけではありません。

だから、「基本を大切に、やるべきことをやる」とリマインドするのです。

地道に、愚直に、確実に。当たり前のことを当たり前に、の繰り返しです。

Let's not waver between hope and fear over the numbers in the daily records like the COVID infections, or Quality indicators, but Let's keep doing what we can do.
Keep epidemic prevention protocols. Follow Standard Operation Procedures.
"Define, follow, revise, and follow" are the very basic principles to capture a bright future.
コロナの感染者数も、品質指標も、毎日の記録の数字に一喜一憂するんじゃなく、「私たちにできること」を続けよう。
防疫の手順を守る。作業の手順を守る。
「決める、守る、直す、守る」は、明るい未来を掴む、基本の「き」

日本でも、「基本に立ち返ろう」と事あるごとに言われるのと同じです。
このツイートの他にも、朝礼で

"Go Back To Basics" (基本に返ろう)
"Do the Right Thing First "(最初から正しい行動をしよう)

は何度も呼びかけています。
実はこの「愚直さ」は、日本人特有の言動なのかもしれません。
  分かっちゃいるけど、ともすれば忘れがちなことをリマインド。
こんな念仏に共感が生まれるといいな、と願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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